時計修理を仕事にしている者ですが、作る側と直す側は進路が随分違ってきます。日本で仕事をする前提で書きますが、作る側で設計の方をやりたい場合は理系大学か理系の学部がある大学を出ないとダメです。国内のメーカー、SEIKO、CITIZEN等は大企業ですので時計を作ると言っても様々な部門があり、なかなか時計を作っていると言う実感や遣り甲斐を持てる部門は少ないかと思います。ほとんどの人はサラリーマン感覚です。直す側であるなら特に工業系や理系である必要はありません。知識がある分には損はないですが。時計学校はヒコ・みづのジュエリーカレッジと近江時計眼鏡宝飾専門学校がありますが、どちらもほとんど知識がない人ばかりです。普通高校や文系大学を出てから来る人もかなりいます。修理の仕事自体が、理屈より手が動くかが重要ですので、授業も理論もやりますが、道具作りやムーブメントの組立、調整等に時間をさいています。最近はスイス等の時計学校に行く人もちらほらいます。ですが、海外の時計学校を出たからといって日本での就職が有利になる事はないと思いますし、日本の時計学校を出た方が有利です。しかし、スイスは時計製造の歴史が長いので、作る方面から直す方まで仕事の広がりがあり自分の興味によって選択範囲が広いです。もし、スイスの時計学校に行くのならスイスで仕事を見つけ生活していく位にでないとダメでしょう。それと日本でも独立時計師が二人いますが、一人はデザイナ関係で、もう一人はヒコ・みづの出身です。ですので、まだ若いですし高校までは自分が興味ある時計を自分なりに出来る範囲でやれば良いと思います。それだけでもかなりの事があるのではないでしょうか?まだまだ話してあげたい事はあるのですが長文になったのでここまで。参考になれば幸いです。
今から人生の可能性を自ら狭める事は有りません。 高校は普通科、大学を工科系とされる事をお勧めします。
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