解決済み
商品の委託製作とマージン等について教えてください。 現在、まちづくりや観光促進などを目的としたNPO法人を運営しているものです。観光客向けに地域のお土産品として、ユニークなネーミングのお酒(ワンカップなど)をNPO法人で販売できないものかと考えています。 しかし、当NPO法人ではそもそもお酒を作っておらず、 容器もラベルも作る技術もありません。 あるのはアイデアと少しの費用だけです。 そうした場合、 お酒や容器などは外部委託して作ってもらうことになると思いますが、 その際は、 ◯お酒(商品)のアイデア・イメージを決めておく。 ◯酒造会社に交渉し、費用やマージンを確定する。 という流れでよいのでしょうか。 その際の、 ①委託先との初期製作費用の割合 ②売れた際のマージンの妥当な割合 ③その他気を付けるべきことなど を教えていただければ嬉しいです。
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まず、酒小売の免許が必要です。それは大丈夫ですか。 酒そのものをオリジナルで作るなら、高い専門知識が必要でしょうから、酒造会社は素人と一緒に作ろうとは考えないでしょう。売れるかどうかわからないものを、酒造会社としては、初期製作費用やマージンなど、めんどくさいことはやらないでしょう。 私ならば、こうします。 まずは、名前やキャラクターを決め、商標登録します。弁理士に頼めば、酒のみ指定なら20万円程度です(10年間有効)。ほかの食品や宿泊サービスなどを指定すると、40万円を超えることもあります。自分で申請すれば安いですが、商標法の知識がなければ、専門家に相談することが必要です。 次に、酒造会社に、中身は既存品、ラベルだけオリジナルのワンカップ製造を持ちかけます。ウソはいけませんから、きちんとラベルに、ラベルだけ違うことを明記します。 酒造会社にとって怖いのは、代金が回収できないこと、売れ残ることです。 酒造会社にラベルを納入している印刷会社に直接発注して、ラベル代金は前金で払います。在庫を印刷会社に預かってもらい、製造分だけ酒造会社に発送してもらいます。印刷会社も酒造会社も、ラベルが余ることのリスクはありません。 酒造会社には、年間の最低買取数量を盛り込んで契約します。 最低2000個とすれば、店頭価格200円・原価率70%とすれば、年間28万円の売り上げが確保でき、売れ残りの心配がなくなります。酒造会社の営業担当も、検討してくれる金額でしょう。 回収の心配があれば、前金で28万円を払い、預かってもらい、何回かにわけて出荷してもらうことも可能です。 一般小売価格200円の70%なら仕入れは140円。小規模の小売で商売を成立させようとすれば、値入50%は必要です。税込み300円なら、税抜き277円。中身は200円でも、名づけ・ラベル・売るシチュエーションで300円の価値を出せれば、商機はあります。 ラベル貼りを酒造会社にお願いできないのであれば、事前に内容を酒造会社に確認してもらったうえでラベルを印刷し、ラベルなしでワンカップを出荷してもらい、NPO法人で手作業で貼ることもできます。地元の地域活動支援センターに委託もできるでしょう。 プリンタで作っても良いですが、見た目がしょぼくなるので、消費者に敬遠されるかもしれません。 酒造会社でラベル貼りをしなければ、売れ残りリスクがなくなるので、さらに最低買取数量は少なくて済むと思います。ラベルなし出荷をして貰えるかどうかは、調査が必要です。 ずいぶん昔の例ですが、名前のアイデアでヒットしたお酒があります。 平成2年に「当選」という商標が、酒を指定して登録されました。 選挙事務所の応援に売れました。商標登録しているので、他社は使うことができません。登録商標は手数料を払えば10年ずつ延長ができます。平成32年まで登録されているので、さぞかし儲かっていることでしょう。
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