解決済み
イメージはともかく、医師の実生活は、奴隷そのものです。 まともな医師として働くのであれば、卒後10年は、急性期病院に勤務して、経験を積む必要があります。 この間は、24時間365日に近く拘束され、夜間、早朝、休日無視で働き続ける必要があります。 患者は医師の勤務の都合で病気になってくれませんし、日本は主治医制ですから、他の医師に診察は頼めないのです。 診察に当たれば、患者に感謝されることは、ほぼ皆無と考えてください。 むしろ、アラがあったら承知しないぞ、100%治せなければ訴えてやるから覚えていろよと、迫られることのほうが普通です。 実際に何一つ悪いことをしなくても、逆恨み、八つ当たりで、罵倒され、暴力をふるわれ、最悪、億単位の訴訟を受ける可能性もあります。(しかも日本の司法は、専門家の眼からすれば、何一つ悪くないと考える医師を犯罪者にすることが良くあります) 収入は、多少良いレベル(厚労省統計では1160万です)ですが、これにも落とし穴があります。 一般的な医師は、退職金というものをほとんどもらえないのです。 累進課税制度のおかげで、税金で多額を削られる影響もあり、60歳で退職した場合の、生涯の手取り収支からすれば、警察官の平均収入とあまり変わらないレベルです。 もちろん再受験者であれば、公務員や警察官には遠く及ばない収入しか得られないでしょう。 更に今後の医療業界を考えた場合… 高齢化が進むため、社会保障費の収入が減り、支出が減る構造になります。 国が打つ手段は診療報酬の値下げです。 ただでさえ国際的に見て、非常識に安い診療報酬額を更に値下げすることによって、なんとか小手先の応急処置をしているのが現状です。 結果、多くの医療機関が赤字にあえいでいます。 それでも制度が維持できないから、国としては医師を乱造し、安価に強制労働させることにより、事態の打開を図ろうとしています。 これが、医師の置かれている現状です。 自分で仕事を選択できる能力の内底辺層からすれば、憧れもあるのでしょうが、自分で選択できる層の人間にとっては、医師ごときは割に合わない奴隷職に過ぎません。 麻酔科だろうと、精神科だろうと、医師である以上、酷い待遇には変わりありませんが、質問者様は本当に身を捨てた奉仕に興味があるのでしょうか? よほど'ボランティア'に興味がない人間でないと、とても勧められるような職ではありません。 まだ中学生であれば、時間はあります。 本当に医師になって良いかについて、きちんと情報を集めるべきです。
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