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【社会科科目「地理B」の勉強法について質問】 高校で地理自体を未履修で 大学に入ってから「独学で」徹底的にやりた…

【社会科科目「地理B」の勉強法について質問】 高校で地理自体を未履修で 大学に入ってから「独学で」徹底的にやりたいのですが、 勉強法がイマイチ分かりません。目標は、大学入試レベルで 難関大学合格レベル(早慶、上位国立などぐらい)です。 大学受験(難関大学)で地理を受け、合格された方、 教育関係者の方などに回答してほしいです。 現段階では、まだ始めたばかりで参考書を一冊買った (内田忠賢『理解しやすい地理B』文英堂)程度です。 ➀何か他に勉強のために必要な、お勧めの参考書や資料集はありますか? リンクなどを貼っていただけると助かります。 ②どのような感じで勉強を進めればいいでしょうか? 下の例のような形で回答してくださると助かります。 ex)参考書を読む→ノートにまとめる→問題を解く あと、各過程での注意点を書いてくださると助かります。 ex)ノートにまとめる際は…なになに…すると良い。 ③その他、勉強の際のコツなどがあれば、書いていただけると助かります。 丁寧で説得力がある方を確実にBAにしますので、 宜しくお願いいたします。

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    まず、おすすめの参考書というか、勉強に使っていくことにおすすめなのは山川の地理ノートです。これと山川の地理の教科書を利用すればほぼ全ての大学の内容は網羅できます。高校で未履修とのことなので、まずはこの二冊を軸にして勉強を進めていきましょう。 さて、地理の勉強方ですが、その前に地理という科目は大きく分けると「系統地理」と「地誌」という二つの種類にわかれます。 「系統地理」とはわかりやすく言えば、気候や雨量、地形といったその地球上のあらゆる地理的な要素を勉強していくという分野です。代表的なのはケッペンの気候区分などでしょうか。 センター試験や大学入試の過去問をみますと、雨量のグラフなどから国名などを答える問題などがあると思いますが、あれは系統地理の分野の出来を確かめているのです。 日本でいうと、東北地方で「やませ」という風が吹くから寒冷化する、なんていう特色ある気候事象などを勉強していくことになります。 そしてもう一つの「地誌」ですが、これはわかりやすく言えば、各地域の特色を勉強していく分野です。 例えば、かなり大雑把な例をあげれば、東南アジア地方は木材産業が盛んとか、ブラジルなどはコーヒー豆栽培が盛ん、そんなことを勉強します。 日本でいうと、茨城県は近郊農業が盛んで野菜を多く作ってるとか、鹿児島県では畜産業が盛んとか、京都では伝統工芸品の技術が今でも伝わっているとか、そういった各地域の特色を勉強していくのが「地誌」です。 まず、地理というのが「系統地理」と「地誌」の二つを勉強しているということをご理解ください。 さて、勉強方ですが、地理はまず「系統地理」から勉強していくべきです。 「系統地理」を最初は徹底的に押さえておけば、はっきりいってその後の勉強は大して難しくありません。「系統地理」がわかっていれば、地誌なんて楽しいくらいです。 なぜならば、インターネットが開発され多少揺らいではきましたが、人類の生活は気候や土地の地形などといった系統地理で学ぶような地理的要素に多大なる影響を受けているのです。 寒冷しているロシアでバナナはできませんし、砂漠地域では水がないので製紙産業には向いていません。沖縄県でスキー観光業は経営できませんし、原油が採れない日本が原油産業を主要産業にすることはできません。 バナナは主に熱帯性の植物ですので気温が高い国で生産されますし、製紙産業はとにかく水を使うので水が豊かな土地が向いています。沖縄県では冬でも温暖ですので南国風のリゾート観光が経営されていて、原油が豊富にとれる国の主要産業は原油産業なのです。 このように、人類の生活は系統地理で学ぶ要素の影響を多大に受けているのです。 つまり、まずは「系統地理」で学ぶようなことを徹底的に理解しある程度暗記して知識を増やさなければなりません。 その後で、具体的に系統地理の影響を受けてどのような産業が行われているのか、また、人々がどのように生活しているかということを勉強していくのです。 多くの人は地理というと「地誌」分野を好んで勉強したがります。 しかしながら、地理の勉強をするのでしたら「系統地理」の分野をあらかじめ理解しておいたほうが理解が早いのです。 そのため、山川の教科書などでも「系統地理」のような分野が前半部分にあるはずなのです。というか、全ての教科書がそういう構成になっているはずです。そのため、まずは系統地理の分野の学習から始めましょう。 受験に関しましても、系統地理の知識それ自体を求めてくる問題もあります。特にセンター試験ではそういった問題は必ず出題されるでしょう。地誌だけをやっていると正解できない問題もあるので、系統地理を勉強していきましょう。 系統地理の分野は、はっきりいっておもしろくありません。 試しにケッペンの気候分野を暗記してみてください、最初はとてもつまらないものに感じると思われます。しかしながら、ケッペンの気候区分を理解して覚えておくだけでも今後の学習が簡単になります。 例えば、地中海性気候(Cs)ですと夏が暑くて乾燥していて、冬は寒くて比較的降水量が多い、乾燥した土であるテラロッサが多い。そんなCsの気候だとブドウやオリーブなんかが育ちやすい、そういえばフランスはブドウ=ワイン!みたいな感じで各地域の系統地理的分野の知識があれば、各地域の特色つまり地誌的内容もわかってくるのです。 受験科目としてみると、地理は歴史よりも推理要素というか、考えて解く問題が多くなっています。グラフがいくつかあって、そのグラフからどの土地かあてる、そういった推理していくような問題が多いのです。 推理するためには、それ相応の知識量が必要となってきます。よって、受験科目を地理にするのでしたら「系統地理」は徹底的に勉強しましょう。 地理の勉強方がわからないというのでしたら、まずはケッペンの気候区分あたりから始めるとよろしいでしょう。ケッペンの気候区分を覚えるだけでも地理の点数は少し高まってきますよ。 受験科目の英語に例えますと、「系統地理」は英単語のようなものです。英単語がわからなければ英語ができないように、系統地理がわからないと地理も勉強しづらいのです。 しかしながら、先ほども述べましたように、系統地理の勉強は重要なんですが、地理を勉強したことのない状態から始めますと少し苦痛に感じられると思われます。 山川の地理ノートは自習形式にはもってこいなのですが、イマイチイメージがつかみにくいということでしたら下記の参考書をお勧めします。 村瀬の地理Bをはじめからていねいに 系統地理編 (東進ブックス センター試験 名人の授業) http://www.amazon.co.jp/dp/4890855513 東進ブックスシリーズですが、このシリーズは勉強方がわかっていないような初めて地理を勉強する方にオススメです。この参考書を用いて系統地理についてある程度知識が蓄えてきたら、次は地誌編もありますので、そちらを進めていきましょう。 この参考書ですが、まずはばーーーっと一回かなり大雑把でもいいので全体に目を通してみてください。全体の流れや雰囲気をある程度掴めたら、次は詳しく読み進めてみてください。 上記の方法でも無理でしたら、とにかくケッペンの気候区分から勉強してみてください。この参考書にも載っているはずです。 以上のように系統地理→地誌と勉強し、一通り学習が終わったら今度はセンターの過去問を解いてみましょう。 先ほども述べましたように、受験科目としての地理は知識量だけでなく、問題を解いていく推理力のような力も必要になってきます。上記の参考書の知識を用いながらセンターの過去問で推理力をつけていくのです。あとは受験する大学の過去問にレベルアップしていけばよろしいでしょう。 受験時期がいつなのかはわかりませんが、もし今年度の受験でしたら時間がありません。系統地理の学習と地誌の学習を一通り今月中に終わらせ、引き続き学習を継続しながら過去問対策をしていくとよろしいでしょう。 以上のような方法で学習を進めればどんな大学の受験も可能になるかと思われます。 私は社会の教員を目指し、以上のような学習方法で少なくとも教員採用試験の筆記試験には合格しました。だから信じろといえるほど立派なことでも無いんですが、的外れな学習法では決してありませんので、ぜひお試しください。

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