障害者就労支援施設で働きたいと思っているものです。現在は高齢者介護施設で勤務しております。以前、ニュースで問題になってい…

Question

障害者就労支援施設で働きたいと思っているものです。現在は高齢者介護施設で勤務しております。以前、ニュースで問題になっていてこの仕事を知ったのですが求人自体は多いものでしょうか？近くで探したのですが、障害者の介護施設はあるのですが就労施設がなかなか目につきません。
実際に勤務されている方やお詳しい方、仕事内容や雰囲気、人間関係や待遇等を教えていただけないでしょうか？あと、介護福祉士は取得したいのですが就労支援施設で働いた年数も介護福祉士の試験の要件にある勤務年数に換算されますか？どうか、多くのアドバイスをお願い致します。

Answer 1

まず初めに介護福祉士についてですが、障がい者の就労支援施設の実務経験が介護福祉士に活きるかということですが、ほぼ実務経験にならないことが多いです。
介護を要する（この場合、排泄介助）利用者が事業所を利用していれば介護をしていたと認められますが、そんな利用者はほぼいないのが現状なので実務経験にはならないものと考えます。

募集についてですが、そんなに多くはありませんが募集はあります。
ですが、社会福祉法人の募集ではなく、NPO法人が法人格の事業所の募集が多くなるので、給与の面や福利厚生の面でかなり落ちるものがあります。

仕事の内容は就労支援と記載されていますように、一応就労させることが目的の事業所になります。
就労継続支援事業所には、A型とB型・就労移行支援事業と３種類に分けられます。
A型は、事業所と利用者が雇用契約を結びます。福祉的な看板を掲げていますが、内容はほぼ一般企業と同じ会社経営のような福祉事業所です。
賃金は最低賃金になります。

B型は、事業所と利用者が利用契約を結びます。
過去に「福祉作業所」といわれたのが、このタイプの事業所です。
利用者に生産活動を提供し、社会性や就労に向けての訓練を行う他に、社会訓練や生きがい探し等々、幅広い福祉を行っています。
生産活動（授産活動）は、お菓子やパン、野菜、木工製品、窯業、クリーニング、弱電の下請け等々多種に渡り行っております。
賃金は3000円以上の支給を努力目標に厚労省が推奨し行っていますが、全国の平均では10000円程度の支給が多いようです。

就労移行支援事業は、概ね２年間（自治体によっては3年間のところもある）の利用で、就職活動や就職に向けた勉強を行います。
日々の作業は、B型と同じ内容で行っている事業所も多く、賃金も同じようです。
２年間と短い期間で結果を残さなければならないので、ダメだった場合は就労継続支援B型事業所に移動します。
この利用は一生に１度しか利用できない制度です。
これでダメな場合B型で就労活動を行う訳ですが、就職に結びつくケースは至って低い現状があります。

仕事の内容は、先にも記載しましたが、就労支援や社会性を教える、友達作りや生きがい作りの援助等が大まかではありますが仕事内容になります。

雰囲気とありますが、職場によって異なるので、ここに記載するのは難しいです。
ただ１つ言えることがあるのは、NPO法人で不正を行っている事業所は、雰囲気が悪いです。
トップが悪事を働いているので、下の職員の質も悪いのが現状です。
NPO法人は、結構悪いことをしているところが少なくないので、そういう部分ではNPO法人はお勧めできないかも知れません。

障害者の支援事業所の職員の募集を探すには、ハローワークのインターネットで検索するか、各都道府県の社会福祉協議会が取り纏めている「福祉のお仕事」という検索サイトで探してみてはいかがでしょうか？

介護福祉士を取得したいと考えているのであれば、今後であるならば「介護職員実務者研修」を受講しなければならなくなりますし、障がい者就労支援事業所は実務経験に該当しないので、今ではなく介護福祉士を取得してから考えてみても良いと思います。
今転職しても、中途半端になるだけです。

分からないことがあれば、再度記載して下さい。
分かる範囲でお答えします。