解決済み
大学でコンピューター言語学を選考する事について質問があります。 8月からアメリカへ渡り、San Jose State Universityに留学する予定でございます。受験時は「Computer Science」を希望していたのですが、結果的には「Linguistics(言語学)」に配置されてしまったみたいです……。 最初は言語学からComputer Scinece(または Computer Engineer)に専攻を変えようかと思いました。しかし専攻を変えること自体が難しく、変えれたとしても卒業に5年や6年かかる人が普通にいることを知ってしまいました。(家計的に4年以内に卒業したい) そこで言語学の中に「Computational Linguistics(コンピューター言語学)」というものがあるのに気づき、少し興味を持ち始めました。ただ相変わらず内容がよくわからずです……。 コンピューター言語学の最終目標は人工知能の開発、とネットにはありましたが果たしてどうなのでしょうか? また、アメリカで就職。そして日本で就職するとして、コンピューター言語学はどういった立ち位置になるのでしょうか? 元々、San Jose State University を選んだ理由はシリコンバレーにある大学でAppleやGoogleを含めた様々なIT企業との繋がりが持ちやすくインターンシップの機会もあるからです。 だからComputer Scienceにも興味をもったのですが……Computational Linguisticsだとこのようなシリコンバレーの恩恵は同じく受けられるのか。そこが非常に不安です。 どうか、皆様のご意見と考えをお聞きしたいです。 よろしくお願いします。
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言語学にもいろいろありますが、例えば生成文法を唱えた N. チョムスキーは MIT の人です。コンピュータの分野では「チョムスキー階層」なんのが定着しています。 近年では人文系の分野とコンピュータ科学を融合させた Digital Humanities(人文情報学)を提唱する研究者が増えつつあります。ところが、言語学の分野では昔からコンピュータを用いた自然言語処理、大規模コーパス処理、文脈解析、構文解析、形態素解析、音声解析、文字解析などを行っており、もともと digital に関する積み重ねがあるわけです。 日本では計量言語学とも呼んでいましたが、近年はもっと「コンピュータ科学」と言語学の結びつきが強くなっています。生成意味論をラムダ計算で行う、つまり「意味」をコンピュータで処理するにはどうするか、なんて論文はコンピュータ科学の素地がないと読むことさえ困難です。 Google なんかは Web データという膨大な言語コーパスを持っているわけで、そこから統計的に自然言語処理を行い、データマイニングや自動翻訳に役立てているわけでしょう。そして「意味」のつながりをハイパーリンクとして表現し、利用者が必要とするデータの発見を助けると。 結局、コンピュータ科学を下地にして言語学を行うものは全部「コンピュータ言語学」です。まあ、言語学者の中にはコンピュータが苦手な人も多いでしょう。ならば、共同研究を行えばよい。コンピュータ科学によって大量のデータ処理・解析を行うとともに、その解析結果がどんな意味をもち、何に応用できるかというのは言語学ならではの観点になります。しかし、もし両方の素地があるのなら、それに越したことはない。
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