船乗りへの就職に関する質問です。 現在就職活動中の文系大学４年男（２１）です。

Question

船乗りへの就職に関する質問です。
現在就職活動中の文系大学４年男（２１）です。今まで船とは無関係の事を学んできましたが就職活動において海上職という職種に触れ、非常に魅力を感じ、志望するようになりました。
卒業後の進路について調べてみたところ船乗りになるためには

海上技術短期大学校に進み、海技士４級の資格を取るコース
商船大に入り４年かけて海技士３級の資格を取るコース
未経験でも乗せてくれる会社を探し、乗船履歴をつけてから資格を取るコース

の三つのコースがあるということを知りました。

これから外航船員を目指すのは難しいことであることは承知していますが、それでもどのコースならば可能性が最も高いのかを教えて頂きたいです。

もちろん、大手３社の自社養成コースの選考にも臨むつもりですが、非常に狭き門であるということを踏まえ以上の考えに至りました。

また今のうちから少しでも就職を有利にするために取っておいた方がよい資格などありましたら教えて頂けるとありがたいです。

どうぞ宜しくお願いします。

Answer 1

東京海洋大学を目指す浪人生です。
私が目指す上で集めた本、ネットでの情報が主です。

外航船員は非常に狭い道です。
手元の資料には1974年に5.7万人いたのが、最近では2300人程度
背景には法律の改正と大手企業によるマンニング(外国で調達)が
増えていることがあります。日本の外航船の船員はフィリピン人が
7割を占めるそうです。

こんな暗い話は置いといて本題です。

海上技術短期大学校に進むコースですが、ここで取れる資格は
海技士4級(航海＆機関)です。この海技士4級では内航船にしか乗ることは
できません。3級から外航で働けるようになります。
実際、大手海運企業は海技士3級を応募資格としています。
4級保持者が3級を取るとしても、最低1年以上必要となります。

無資格で乗船履歴を積むコースではまず、その会社を探すこと自体が
厳しいでしょう。また、3級を取るためには3年乗る必要があります。

つまり、この2つのコースは最低でも3年かかります。
海技士3級の勉強や、大手に行くための就活を含めていません。

4年制大学に行くメリットは以下のものがあります。
・学校の支援を受けながら海技士3級の勉強をできること
・筆記免除され、1年の乗船履歴と口述試験で取得できること
・仕事ではなく、勉強として船に乗れるということ
・卒業時に就職支援をして頂けること
・新卒という武器を持てること

デメリットは上記コースより1年多くかかること、お金がかかること。

私は4年制大学の東京海洋大学をオススメしたいと思います。
船員求人が神戸大海事より多いらしいです。
海事教育学校なので、浪人生や社会人も少なくないそうです。

もちろん、一番いいのは自社育成コースですね。

就職有利は英語です。Toeicもいいですが、スピーキングテストが
あるtoeflのほうが有効という話を聞きました。Toeicの点数の割に
英語を喋れないということが深刻化しているそうです。
私も有利な資格を探していましたが、下手な資格を取って時間を
無駄にするくらいなら、英語を話せるようにしたほうがいいという
結論に至りました。

ついでにですが、船に乗りたいだけなら海上自衛隊や海上保安庁も
一つの手です。国防、船、集団生活がマッチする人だけですが。

いずれにせよ、頑張ってください。

Answer 2

可能性は大手3社(NYK、MOL、K)の海上職自社養成に内定するしかないと思います。

主に年齢的な問題で、今から商船大を卒業しても外航船社への就職は無理です。

現実には受験に際して、何らハードルは無いように見えます。
しかし、今の外航各社は如何に早く船長資格(一級海技士)を取らせて陸上に上げるかを考えています。

これは即ち船員の外国人化が職員レベルまで浸透しているからです。

その為、陸上で活躍できる年数が極端に他より短くなる人間を非常に嫌う傾向にあります。
私は商船大卒の人間でも2浪以上の学生はほぼどんな学生でも取らないと聞きました。(院生は除外ですよ)

対して内航船では可能性は大いにあります、というより確実です。
海短に行き、4級を取った後ROROなど比較的大きな船に乗船して船長資格を取り転職すれば、ひょっとしたら外航船社への道は開けるかもしれません。

ただし、内航船は想像以上に過酷な労働環境です。
会社によっては労基もビックリの労働条件の所もありますので、情報収集はお忘れなく。

以上参考まで