高校2年生です。

Question

高校2年生です。1年前部活中にけがをしてから
病院へリハビリに通っています。

理学療法士の仕事を間近に見ていて
ずっと憧れを持っていたのですが、
最近自分も理学療法士になりたいと思い始めました。
でも 理学療法士について調べると
給料が低いとか将来性がないとか
ネガティブな意見がたくさんでてきて不安になっています。

本当にそんなに将来性のない仕事なんでしょうか？
わたしが通っている病院の理学療法士さん達はすごく楽しそうに仕事してるように見えるのですが
やはりそれは接客業だから？

すいません。長文になりましたが
「理学療法士という職業の将来性」
「理学療法士のいいところ」
についてできるだけリアルな意見をきかせてほしいです。
お願いします。

Answer 1

chielien_441e507350648e348ca69833さん
…
最近自分も理学療法士になりたいと思い始めました。
でも 理学療法士について調べると
給料が低いとか将来性がないとか
ネガティブな意見がたくさんでてきて不安になっています。
本当にそんなに将来性のない仕事なんでしょうか？
…

まず、将来性って何でしょうか？
将来の給料？ずっとその仕事があり続けるか？面白味？

わたしは数年前まで理学療法士をやっていて、退職して今は全く別のことをしています（実は医学生をしています）。医学生をしていなかったら、たぶん定年まで理学療法士として働いていたと思います。

【転職の機会】
で、働いていたのはＡ県内。わたしの実家はＢ県。かなり離れていて、Ｂ県内で理学療法士として働こう（転職しよう）とすると、県内でも実家から遠くの職場しかなかったり、給料やその他の待遇面がイマイチだったり、勤務条件が悪かったり…で、あまりいい条件の勤務先が見つからなかったです（この辺の事情は地域により違ってくるとは思いますが…）。このままＡ県内のそれまでの職場で働き続けなければしょうがないかな…と半ば諦めていました。
ですが、勤務条件等にあまり拘りがなければ、５〜６年目とかの中堅層を求める職場は探せばたぶん見つかると思います。10年目とかになると、社内の年齢層や経験年数のバランスとか支払う給料とかの面から、逆に見つかりにくいかもしれないなと感じました。ただし、あくまでもわたしの個人的な印象ですし、今後はどうなるかわかりませんが…。

【給料】
給料は安いです。
わたしは20歳代で大学某学部を卒業して別の仕事をしており、30歳代で専門学校を経て理学療法士になり、数年しかその経験がありませんでしたが、大学の同級生や高校時代の同級生と単純比較すれば年収は倍ぐらい違っていました。わたしの仕事経験から考えれば仕方のない面もありますが、やはり現実を見ると少し悔しい思いはしました。せめてあと５割は欲しいと思いました。この業界にいたままで５割上乗せしようとすると、余程のところを探して転職するか副業する以外では管理職に昇進するしかありません。管理職といっても皆がなれるわけではないし、なったらなったでリハビリ以外の仕事が大量に増えます。わたしの職場のトップはもはや理学療法士としての仕事はほとんどしておらず、専ら管理業務ばかりしていました。

もうひとつ。
【仕事内容】
単にリハビリと言っても、急性期もあれば回復期もあります。脳外科系の疾患もあれば整形外科的な疾患もあります。このような病院でのリハビリもあればデイケアのような施設でのリハビリもあるし訪問リハビリもあります。どれも同じリハビリには違いないのですが、毛色が違います。個人的には施設のリハビリを６ヶ月以上経験してとても嫌だったのですが、退職の１〜２年前から再び施設への異動を打診されていたところでした。病院職員もいわば会社員ですから異動は会社員の宿命ですが、不本意な仕事はしたくなかったです。わたし個人的には整形外科の急性期は面白かったのですが、デイケアは面白味が全くありませんでした。

長々と書いてしまいましたが、まず、将来性と一言で言っても、かなり相対的な要素を含む気がします。理学療法士という仕事自体がなくなることは絶対にありません。ただ、理学療法士としてある仕事がしたい、たとえば、○○関係の仕事がしたい…という場合（よく聞く話が、スポーツリハビリをしたい…とか）、分野を狭めていくと、必ずしも希望が叶えられるものではないと感じます（確率は下がる）。諸々の事情で希望通りの仕事内容にならないのは世の常ですから、働いていくうちにいろいろな仕事を任されていくと考えるべきです。希望通りでなければ、可能なら転職することを考えるしかないでしょう。
理学療法士の数は非常に多くなっていますから、競争率は益々上がっていきます。今はまだ大丈夫ですが、何年〜10何年か後は就職先が見つからない人がたくさん出てくるかもしれません。それは、新卒事情も転職事情もです。
ですが、そこのところは他人はともかく貴方が就職できればいいんです。

以上、給料と就職口と仕事内容について、わたしの経験上の話を述べました。貴方が理学療法士として働く場合、給料と就職口に関してはだいたいネット情報で当たらずとも遠からず…でしょう。
仕事内容については、やっているうちに好きなものが見つかるかもしれないし、思っていたものが見つからないかもしれないし、天職だと思えるかもしれないし、こんなはずじゃなかったと思うかもしれないです。基本的にどんな仕事でもそうで、企業に勤める場合は理学療法士以上に仕事内容は不透明なものです。

Answer 2

元理学療法士です。

確かになぜか、楽しそうとか息子にも理学療法士を勧めればよかったとか言われますね…そんな魅力的なんですかね？

患者にしてみたら、おそらく触ってもらうことに対する感謝というかそれが大きいんだと思います。医師はまあそれほどは触らないし、看護師もケアとしてでなく治療としてはあまり触らないので。

将来性ですが、明るくはないと思いますね。以前は理学療法士が少なかったので給与も高く高待遇でした。

ただ10年ちょっと前から学校が乱立し理学療法士の数が激増したため、供給過剰となり給与は下がってしまいました。

今後高齢者が増えるとは言いますが、国は医療費を抑制しようとしているのでリハビリにお金が回るのか微妙です。それなのに理学療法士の数だけ増えたら…ということです。

だから質問者さんが人生何を重要視するか、ですね。

お金が第一なら理学療法士はやめた方がいいです。リハビリを行うことに魅力を感じるならなっていいと思います。

さすがに国家資格なので生きていけないほど給与が下がることはないと思いますが、高くはないです。