解決済み
服飾デザインの仕事に資格は全く意味を持ちません。 必要なのは絵が好きで上手に描けること。 パターンをしっかり勉強すること。 縫製技術、特に工業用ミシンを使いこなせること。などが重要です。 そして、生活を第一に考えるなら縫製技術の習得を優先すべきだと私は思います。 デザイナーやパタンナーは常に供給過剰だし、割に促成栽培が可能な分野ですが、重衣料を一人で最後までしっかり縫える人は意外に少ないのです。 私も以前ブラウスのメーカーを20年余り続けていましたが、デザイナーやパタンナーはいくらでも交代要員が居るのですが、しっかり縫える縫製工場やサンプル屋さんは貴重なのでとても大切にしていました。 国内の縫製工場はその後、ほとんど倒産・廃業しましたが、腕のある人は個人で生き延びています。 これは余談ですが、ロシアのデザイナー学校では試験問題に、純文学作品の中から様々な題材が取り上げられている、という話を聞いたことがあります。 私は、こうした一般教養を身につけておくことはデザイナーをめざす人々にとって非常に重要であると考えています。デザイナーは感性の仕事ですから、様々な分野の優れた芸術に接し、それらを深く愛して理解できる感受性を主体的に獲得していなければなりません。音楽や絵画や文学の内の上質なものだけに接して自分自身を磨いてください。流行りのものには残念ながら上質なもの、後世に残るものは意外に少ないですので注意が必要です。 デザイン画を描く時も、今流行っているようなもの、既に市場にあるようなものは描かないようにして下さい。 ファッション雑誌は普通の消費者が見ているようなものは避けてください。 独創性を高めるには、普通のもの、一般的なもの、世間的な評価などは排除してください。
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