救急救命士とはいったいなんですか？なにをするか、消防士とか公務員との関係も教えてください

Question

救急救命士とはいったいなんですか？なにをするか、消防士とか公務員との関係も教えてください

Answer 1

まず，公務員というのは「国家の機関や自治体の機関で働く職員」という事は分かりますよね？
次に消防士（法的には「消防吏員（しょうぼうりいん）」といいます）は，自治体が運営する消防本部に勤務しますので，これも公務員の一つです。

消防の仕事には大きく分けて２つに分かれます。

・事務系職員
①「予防課」といって，事業所や市民に対し火災予防上必要な指導を行います。
②「総務課（総務系）」という部署は，財政や人事，その他こまごまとした，本当に「事務的な仕事」をします。

・警防系職員
①「警防隊（消防隊）」は，ポンプ車やはしご車などに乗って消火活動などを行います。
②「救助隊（レスキュー隊）」は，一般的な方法で救出・救助できない人を助け出す仕事です。
③「救急隊」は，けがや病気にかかった人を病院などへ搬送することが仕事です。
④「指令系」は，１１９番通報を受けて消防署に出動指令を発令したりします。

さて，救急救命士というのは救急隊の一員です。
救急隊員の中でも，特別の教育訓練を受けて「救急救命士」という国家資格を取得した者で，通常の救急隊員には許されていない医療行為の一部（「特定行為」と呼んでいます）を行うことができます。

特定行為とは
・半自動除細動器による蘇生
・特殊なチューブによる気道（呼吸）確保
・静脈に針を刺し，輸液して静脈に液が入れやすくする。
・エピネフリンという薬剤の注射
・低血糖状態の傷病者にブドウ糖液の注射
などです。

従来の救急隊員が行える救命行為と言えば心臓マッサージと人工呼吸ぐらいでしたが，特定行為が行えるようになったことにより，重篤な傷病者の救命率が向上しました。

Answer 2

救命士について勉強している学生です。

救急救命士とは救急車のみでの特定医療行為を許された国家公務員です。
ですが、救急車は消防署にしかありません。
そのため、消防職員として消防署の試験、つまり公務員試験を受け
合格して、救急隊に配属されることになったらその資格が発揮されるわけです。

結論で言ってしまえば、救急車での特定医療行為を許された国家公務員の資格を持っている地方公務員、ですかね。