一般職だとか、特別職だとか、国家公務員か地方公務員かで職業(公務員)の優劣を決めるのは誤っています。 一般職や特別職というのは制度(職種)上の区分です。国家公務員の一般職と言えば、高級官僚(霞が関の中央省庁の幹部たち)も含まれるわけですが、彼らも特別職の国家公務員ではないから、自衛官より身分が低いのでしょうか?実質的に国を動かしている人間たちより身分が高いって、よほど偉いんでしょうね。 そういうわけで、一般職か特別職かなんてのは関係ないんです。 また、確かに自衛官は国家公務員、ほとんどの警察官は地方公務員なわけですが、これは単に管轄(所属)の問題です。 自衛官は日本を外国の侵略から守り、また国内の災害に対応し、国民を守るという使命を帯びています。その職務の性質上、その管轄は日本という国全域になるので、国家公務員となります。 一方、警察官は各都道府県ごとに管轄を分け治安の維持や犯罪捜査などにあたっているので、所属は各都道府県になります。 しかし権力の面で言えば、多くの日々を訓練に明け暮れる自衛官より警察官の方が大きいかと思いますし、初任給などを見ても、警察官と自衛官では、ほぼ同じか警察官が多いくらいです。 ちなみに、地方採用の警察官が国家公務員になるのは警視正からです。この場合は、一般職の国家公務員という扱いになります。 他に国会議員や最高裁判官など挙げておられますが、議員はもちろんこの国の運営を我々国民から委託されている国民の代表者であり、日本国の主権者は国民であると憲法に定められていますから、いわば主権者の代理人である国会議員が地位が高いのは当然であるといえます。 今回は自衛官(特別職の国家公務員)と警察官(地方公務員)で比較しましたが、これは他の公務員にも当てはまることです。
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