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日本の医療について

日本の医療について①めちゃくちゃ馬鹿な質問かもしれませんが、医師と看護師はなぜ分かれているのですか? ②①によって、仕事の幅が違いすぎませんか?病棟はともかく、たとえばERだったら、看護師さんは指示待ちで効率悪くないですか? ③日本の救急救命士はなぜ、仕事の幅が狭いのですか?例えばアメリカなら、除細動パドルも使えるし、挿管や薬剤投与も、医師の指示をいちいち仰がなくても実行できますよね? ④アメリカの看護師、特にERのナースはどこまで自己判断または医療行為ができるのですか? ⑤日本の看護師は、なぜ、挿管や気胸の脱気をしてはいけないのですか?

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回答(2件)

  • ベストアンサー

    前の回答者は、救命士のことは知らないようなので)ので修正しますが・・・ >>救急救命士もアメリカでは、最低800時間程度(州によって異なる)とかなり長い研修時間をかけ 日本で救命士を取得する為には、救急標準課程(250時間)+救命士(835時間)の教育を受ける必要があります。 これをふまえた上で、質問者さんに回答します。 >>③日本の救急救命士はなぜ、仕事の幅が狭いのですか?例えばアメリカなら、除細動パドルも使えるし、挿管や薬剤投与も、医師の指示をいちいち仰がなくても実行できますよね? 救命士は、特定の医療処置を行う場合、医師の指示を仰ぐ必要があります。 それは、二つの方法があります。 (1) 処置を行う時に、電話や無線で直接指示を得るオンラインメディカルコントロール(具体的指示) (2) 事前に、「この場合はこうする」などと医師による指示(プロトコール)をあらかじめ決めておき、現場ではその指示にしたがう。(包括的指示) これはアメリカでも同じです。 挿管や薬剤投与を行う際、アメリカでは、地域によって(1)の方法で指示を得ているところもあるし、(2)の方法で指示を得ているところもあります。 日本では、除細動や血糖値測定は(2)で、挿管や薬剤投与は(1)で、指示を得ています。 医師からのメディカルコントロールという面では、アメリカも日本も、たいしてかわりはありません。 除細動パドルについてですが、その必要性は無いから日本では行っていないだけだと思います。 除細動パドルって、現場向きじゃないですよね? パドルを使う場合ECGも貼らなくちゃ行けないし、搬送中はストレッチャーで搬送中はパドルより除細動パッドの方が明らかに便利だし、医療機関でもパドルじゃなくてパッドをつかっているところもありますから・・・。 日本とアメリカの差は、出来る処置が違うところでしょう。 使える薬剤の種類も違いますし、アメリカでは胸腔ドレナージや外科的気道確保も出来ます。 日本でそれをやらないのは、アメリカと違って病院の数も多く、搬送に時間がかからない為、搬送を優先した方がよく、そこまでの処置は必要ないからではないでしょうか。 もちろん、救命士の歴史が浅いというのもありますが。 >>⑤日本の看護師は、なぜ、挿管や気胸の脱気をしてはいけないのですか? 前の回答者さんは、法律で決まっているからとっていますが、そういうことをきいているのではないでしょう(笑 日本でも、看護師にさまざまな医療処置をさせようという動きがあり、「特定看護師」という制度をつくろうという動きがあります。 まぁ、いろいろ考えはあるんだと思いますが、一部では挿管をさせるべきだという意見があり、日本麻酔学会などではそれに反発しています。 看護師が挿管をする必要性が無いこと、万が一にも食道挿管になれば、患者を殺してしまう可能性があることなどが理由になっているんだと思います。

    ありがとう:1

  • 医師の仕事は病気や怪我の治療、看護師の仕事は患者さんの療養上のお世話と診療上の介助。 分業したほうが効率がいいですし、仕事の範囲が狭まって、それぞれ勉強する範囲が狭まります。 またERでは医師が他の患者さんの治療に当たっている間、看護師が状態の変化を観察し、医師の指示の治療が継続できるようにサポートしています。 指示がなくてもERで看護師が行う仕事は多岐にありますよ。 ただ医療行為が多いため、病棟よりもERのほうが常駐する医師の数は多く、ERの看護師は診療上の介助の部分の比重が大きくなります。 あと、アメリカの看護制度はご存知でしょうか? 看護助手程度の資格、準看護師程度の資格、正看護師程度の資格のRNのさらに上の制度があります。 NPという資格は臨床経験もつみ、専門の大学院で3年の修士課程を修了し、試験を受けた上で得られる資格です。 NPは医師不足と医師にかかるコストの増加に対応する手段としてアメリカが考えた政策です。かかりつけ医的な簡単な検査や処方箋を書くことも可能です。挿管もできるのかな。 アメリカでもRNは挿管はできません。つまり一般の看護師は挿管できません。 CRNAといった専門看護師で挿管する知識や技術を学んだ資格を持った看護師に限られています。 アメリカの看護師はかなり細分化された制度となっており、ひとくくりに看護師といってもその資格によって行える範囲は全く違います。 ERにいるナースは何ができるのか?ということに対しても、RNなら挿管もできません。 救急においてNPであれば、フィジカルアセスメントから診断に必要な検査のオーダーと実施そしてその解析、ラインの確保など治療上に必要な処置、必要な薬剤の処方と使用ができます。 医師が足りないから(コストもかかるから)、ある程度専門的な勉強をつんだ多少安く雇える看護師に一部医療行為をさせることができるという法律がアメリカには存在し、そのための教育機関も充実しています。 アメリカではそれなりに医師以外に医療行為をさせるために、たくさんの教育時間と厳しい試験、定期的な試験に基づいた更新制度を準備して行っています。 救急救命士もアメリカでは、最低800時間程度(州によって異なる)とかなり長い研修時間をかけ、厳しい資格試験を通ったもののみが得られる資格ですから、日本の救急救命士とは名前は一緒ですが教育内容が違います。 日本で何故挿管や気胸の脱気ができないか。法律で決められているからです。そしてその法律下に応じた教育しか現在の看護師は受けていないからです。

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