奈良の鹿は、野生の天然記念物で、原則的にはだれも管理はしていません。 ただ「一般財団法人 奈良の鹿愛護会」というボランティア団体が、それこそボランティアで鹿の見守り活動を行っています。 主な仕事は鹿の管理ではなく、奈良公園の野生のシカの保護育成、そしてヒトとのトラブル回避、です。 野生動物が市街地に生息しているわけですから、人とのトラブルがつきものです。 交通事故はもとより、人がシカにいたずらして蹴られる噛まれるなどのトラブルがあります。 出産が近づいた雌ジカは、人が近づいたりすると人に危害を加える場合があります。このため妊娠中の雌ジカは「鹿苑(ろくえん)」という鹿の見守り施設にいれて、そこで出産させますが、愛護会のスタッフが出産を手助けすることはありません。鹿苑に入れるのはヒトが危害を被らないためです。 怪我をした鹿は、野生生物保護の観点から鹿苑で獣医が処置を行います。 鹿苑に「入所中」の鹿にはえさを与えますが、鹿苑を出ると、愛護会は一切えさを与えません。あくまでも野生生物であり、餌付けをしているわけではないからです。 このような運営費は、会員の会費、寄付、愛護会自体の活動でまかなっています。 鹿の角きりのイベントの入場券も収入源です。角切りは、発情期の雄が気が荒くなり、鹿同士で傷つけ合ったり、人を傷つけたりしないようにするため江戸時代から始まったもので、鹿苑で行うイベント以外にも、愛護会スタッフが公園内で一頭ずつ雄を捕まえて角を切る地道な作業をしています。切った角は販売されて収入源となります。 早朝のホルンによる鹿寄せは、鹿にとってドングリがもらえる楽しいイベントですが、これも収入を上げるためのイベントで、観光客からの依頼がなければ、鹿たちはスタッフからドングリをもらうことはありません。 このようにぎりぎりの範囲で収入を得て鹿と人との共存活動をしていますから、スタッフの定期採用もままならない状態のようです。 獣医の募集はさらに少ないでしょうし、泥臭い地道な仕事で、おそらく低給で、この仕事がなにより楽しいと思えるひとしか続かないでしょう。
奈良公園に住んでいる?鹿はいちよう下の方がおっしゃる通り、財団法人が大筋管理していますが、 基本的には単なる野生の鹿なので……冬場の餌やりとか妊娠時期の鹿の保護、人に危害の与えた鹿の確保が主な仕事かと。(基本的には人間に害がないようにとの配慮するのみです。 獣医の方がいらっしゃるのか不明ですし、まず、公務員ではありません。 県職員の獣医職で鹿に関わるというのは、基本的には県内頭数管理のための屠殺関係ぐらいかと… 野生の鹿は害獣でもありますので、罠や猟銃で殺さざるえない時もあります。猪や狸と同じですね。 公務員獣医の殆どは牛や豚等の畜産にかかる業務か、野鳥のような野生生物にかかる業務が主です。というか、ほとんど畜産関係かな。 獣医職の募集ってどこも少ないので、何処でも人気じゃないですかね。
「一般財団法人奈良の鹿愛護会」という法人が管理しています。 このHPをみては如何でしょうか。 職員募集は閉鎖的だと思います。 職安には求人票を出してないと思います。
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