解決済み
皇宮護衛官は、警察庁に所属する特別司法警察職員で、厳密には警察官ではありません。海上保安官や麻薬取締官、自衛隊警務官等と同じ位置付けです。 警察法に基づき「天皇及び皇后、皇太子その他の皇族の生命、身体若しくは財産に対する罪、皇室用財産に対する罪又は皇居、御所その他皇室用財産である施設若しくは天皇及び皇后、皇太子その他の皇族の宿泊の用に供されている施設における犯罪」に対する捜査等を行います。 まぁ簡単に言ってしまえば、「取扱い管内が皇族施設内のみの警察官」と考えても差し支えありません。警察庁職員ですから、国家公務員の位置付けです。 制服、装備等は警察官と同じですが、エンジ色の警笛紐を付けているのが、外見上の特徴です。 警察官との違いですが、大きなところでは… ①皇宮護衛官は皇宮施設内での火災消火活動を実施するところでしょうか。ですので、消防の様にポンプ車(警防車)や防火服を装備し、消火訓練も実施します。 ②皇宮護衛官はあくまでも皇室の警衛・警護が主目的ですので、皇室施設内での事件、事故には対応しますが、刑事課や生活安全課、交通課等の捜査・取締りの専門部署はありません。一方で、警察学校や音楽隊、機動隊(特別警備隊)等は組織されています。 このように、警衛・警護を主任務とするために、警察官ではなく、特別司法警察職員とされているのです。ここが警察官と警護官の一番大きな違いです。 人事交流で警視庁や京都府警に出向し、交番勤務や刑事課研修を行ったりもしています。逆に警視庁や京都府警の警察官が皇宮警察へ出向することもあります。 また、階級が上がれば、警察官と同様に管区警察学校等に入校し、幹部研修を受けたりもします。
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