解決済み
正社員とは契約期間を定めないで雇われる労働者であるのに対し、 契約社員とは契約期間を定めて雇われる労働者である、 と理解されているようです。また、賃金や労働時間などの労働条件も、正社員と契約社員では異なる場合が多いです。 正社員は一度採用するとそう簡単に解雇できないと考えられています。そこで、正社員と同じレベルの戦力として期待する一方、1年間や2年間といった契約期間が満了すれば自動的に退職させることができる契約社員は、企業にとって都合のよい労働者なのです。また、実力主義が増加しつつある今日においても、終身雇用を前提とした正社員の賃金制度は、年功序列を完全に無視することは困難です。契約社員なら思い切った成果主義賃金制度を採用しやすいことも企業にとって好都合であると思われます。さらに、有能な人材は、契約社員から正社員に登用することで、2~3カ月の試用期間では判断できない能力を見極め、生産性の劣る労働者を抱えるリスクを小さくすることができます。
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