警察官になりたいのですが、警備と刑事だったらどちらがいいのでしょう。 まず、所属される課は希望制なのでしょうか。 警…

Question

警察官になりたいのですが、警備と刑事だったらどちらがいいのでしょう。
まず、所属される課は希望制なのでしょうか。
警備だったら、公安に入りたいと思っています。
大卒の1類にするつもりです。

Answer 1

まず、配属についてですが、警察官は警察学校卒業後、卒配といって、警察署の地域課に配属されます（一部例外があります）。そこで１～２年ほど勤務し、それから希望の部署に能力や適性に合わせ配属される、という流れです。
次に、公安と刑事のそれぞれの特徴について。
公安はエリート色が強く、警察学校で優秀な成績を修め、かつ勤務成績等もいい人間が配属されやすいです。しかし、必ずしもそんな人間ばかりではないと思いますが。ただ、公安はあまり活動を公にしないので、身内である他の部の警察官も実際はどんなことをしているか知りません。ドラマなどではスパイのようなことをしていたりしますが、わたしにもどこまでがリアルでどこからが創作か判断しかねる部分が多々あります（ほぼ創作でしょうが）。元公安警察官にも守秘義務があるので、公安の職務について本当に重要なところは何も言えませんから、作家さんやドラマの制作者の取材などでも全てありのまま、というわけではないでしょうね。
刑事は、警察学校の成績はそこそこあれば大丈夫です。刑事になるまでの流れついては、質問者様もご存じかもしれませんし、文が長くなるのを回避するために省きます。気になるようでしたら、補足してください。
刑事の特徴は肉体的にも精神的にもハード、ということです。普段から定時帰りなどまず不可能、捜査とデスクワークに追われる毎日です。殺人事件でも起きようものなら、本部・所轄問わず寝る間も惜しんで捜査にあたります。そういうときは一日に睡眠時間二時間、なんて日が一週間以上続きます。さらに、解剖の立会や汚れながらの証拠品の捜索など、精神的にもキツイ仕事が多いです。なるまでも、なってからも辛い、というのが刑事の実情です。しかし、キツい分だけ、やりがいや達成感もありますし、それだけハードな職務をこなしていると胸を張って誇れる仕事ではあります。
それと刑事はその多忙さゆえ、昇任が難しいと言われます。巡査長や巡査部長で定年を迎える人が多く、警部や警視に昇任する人はごくわずかです。出世したかったら、刑事はやめた方が無難かと思います。
長くなってしまった上に公安についてはあまり書けませんでしたが、参考になれば幸いです。