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薬剤師飽和が叫ばれていますが、その根拠はなんでしょうか? 過去の薬剤師国家試験合格者数をみると毎年8000人〜9000…

薬剤師飽和が叫ばれていますが、その根拠はなんでしょうか? 過去の薬剤師国家試験合格者数をみると毎年8000人〜9000人で安定しているように思います。 毎年一定して供給されていても飽和するということは年配の引退する薬剤師が少なく新人薬剤師が増えるからでしょうか?それとも薬剤師の職場が減少するため一定の供給でも飽和になるのでしょうか? また、薬剤師が飽和することにより給料が下がると言われていますが、薬剤師の平均年収の推移をみても昔から安定して500万円代を推移しています。中央値においても同じです。 将来薬剤師の年収は500万円代ではなくなり400万、300万円代に平均年収が下がってくるということでしょうか?

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回答(2件)

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    >過去の薬剤師国家試験合格者数をみると毎年8000人〜9000人で安定しているように思います。 誤解があるようです。 近年の薬剤師国家試験合格者数です。 追加合格など、細かいところは間違っているかもしれません。 第88回(平成15年): 8,802名 第89回(平成16年): 8,653名 第90回(平成17年): 9,781名 第91回(平成18年): 8,202名 第92回(平成19年): 9,154名 第93回(平成20年):10,487名 第94回(平成21年):11,301名 第95回(平成22年): 3,787名 第96回(平成23年): 1,455名 第97回(平成24年): 8,641名 第98回(平成25年): 8,929名 ご存知の通り、第95回と第96回は「空白の2年」であり、参考になりません。 平成19年より新設薬学部から大量に卒業生が輩出され、4年制最後の第94回は過去最高となりました。 薬学部の新設が平成20年まで続いたため、平成26年春における「6年前に薬学部へ入学した者」の数は、過去最高となります。 (平成26年春に、鈴鹿医療科学大学と立命館大学から初の卒業生が輩出され、一連の薬学部新設による定員増加はひとまず終了。) そのため、第99回の合格者数は9,000名を超える可能性が高いです。 また、現在は私立大学に大量の留年者が滞留していますので、今後徐々に(中退せず)吐き出されていけば、合格者数は増加するはずです。 入学生自体は第94回の4年前より格段に多くなっているため、国家試験が難化するか薬学部人気が強烈に低下しない限り、いずれは第94回の数を超えるでしょう。 私立大学薬学部の定員割れが叫ばれていましたが、ここ数年に限っては私立大学薬学部の人気は回復基調にあるようです。 今後、薬剤師の現状が広く知れ渡れば、定員割れ状態に戻るかもしれません。 >毎年一定して供給されていても飽和するということは、年配の引退する薬剤師が少なく新人薬剤師が増えるからでしょうか? >それとも薬剤師の職場が減少するため一定の供給でも飽和になるのでしょうか? 双方の要素があります。 近年、ドラッグストアや調剤薬局の急速な拡大により、薬剤師の需要は劇的に増加しました。 しかし、その需要も充足されつつあり、都市部では余剰感が高くなっています。 要するに、増加する薬剤師を吸収していたドラッグストアや調剤薬局が、もうお腹一杯になりつつある…ということです。 主に新卒の薬剤師を採用していましたので、彼らが職場を去るのはまだまだ先のことです。 本当にドラッグストアや調剤薬局がお腹一杯となれば、薬剤師の就職は一気に買い手市場となるでしょう。 加えて、登録販売者制度の創設により、薬剤師の需要は確実に減少しました。 さらに、一般用医薬品の対面販売義務の撤廃によって現在の販売形態が変われば、薬剤師の需要はさらに減少します。 >将来薬剤師の年収は500万円代ではなくなり400万、300万円代に平均年収が下がってくるということでしょうか? 需要と供給により決定されるため、誰にもわかりません。 ドラッグストアや調剤薬局では下がる可能性はありますが、国家公務員の給与体系に準じた公的病院では、その限りではないでしょう。 国家公務員の給与体系に準じた公的病院においては、医療職の給与は医師と看護師と「それ以外」(薬剤師・臨床検査技師・診療放射線技師・理学療法士・栄養士など)の、基本的に3種類しかありません。 (学歴により異なるが4年制大学卒であれば「それ以外」の中は同額) (6年制大学卒の薬剤師だと「それ以外」の中でも微妙に高い) (生涯給与だとドラッグストアや調剤薬局よりこれらの病院における「それ以外」の方が高い) 薬剤師が大過剰になったとしても、薬剤師の給与だけが大きく下がるということはないでしょう。 同じ病院薬剤師でも、民間の中小病院においてはわかりません。 以前より薬剤師の平均給与は、大企業サラリーマン平均を大きく下回ります。 収入だけを考えれば、薬剤師というものはなってはいけない職業です。 私立大学薬学部に1,200万円も払うなど、狂気の沙汰としか思えません。 使命感や遣り甲斐を求めて薬剤師を目指す分には、何の問題もありません。。

    なるほど:4

  • >過去の薬剤師国家試験合格者数をみると毎年8000人〜9000人で安定しているように思います。 旧4年制の8000人と、現行6年制の8000人じゃ内訳がまるで違います。 旧4年制では、現行の国公立4年制・上位私立4年制のような生徒も含め、薬剤師にはならないけれど免許を保険として取るという考えの人が多かった為、合格者数の6~7割程度しか薬剤師にはなりませんでしたが、現行の制度では薬剤師免許を取らない4年制と薬剤師養成過程の6年制で区別されたので、6年制の人達は8000人いたら9割5分は薬剤師になりますよ。供給は増えています。 >それとも薬剤師の職場が減少するため一定の供給でも飽和になるのでしょうか? これは職種によってずいぶん違います。 病院では、薬剤師を配置しておいたほうが入院患者から取れる点数が太くなるよう変更されたり、病院の薬剤師募集は増えていく傾向。ただ、元々過飽和の業種なので、いくら募集が多いとはいっても底辺私立には縁が無いです。 調剤では、調剤報酬は改定の度に減少。加算の伸びている分野が在宅分野のみなので、先行き不透明。ただ、不透明ながらも、調剤は現状どこからも叩かれすぎているので、伸びることはないです。 ドラッグストアは、登録販売員登場で、OTCのみの店舗から薬剤師が排除され、正規雇用も減り、ネット販売解禁で更に薬剤師不要傾向が加速したので終わりです。 全体として見ると、ドラッグストアの分の職場が丸々減った分が調剤に流れているので、この様子だと飽和は確実です。病棟経験が無かったり、OTCのみで調剤経験なかったり、高年齢新卒だったり、なにか欠陥のある人は就職で苦戦します。 >将来薬剤師の年収は500万円代ではなくなり400万、300万円代に平均年収が下がってくるということでしょうか? 飽和すると競争が発生するので、底辺私立でも免許さえ取れば就職先があるという前提が崩壊します。 そうなれば私立薬学部の学費が富裕層向けなのも相まって、薬学部不人気が加速しますし、300万台突入はまず無いと思います。400万台前半が現実ラインです。

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