ＩＳＯの適用範囲について 電気製品の部品を製造していましたが、受注の減少に伴ないＴシャツ等の衣類品のプリント販売をはじめ…

Question

ＩＳＯの適用範囲について 電気製品の部品を製造していましたが、受注の減少に伴ないＴシャツ等の衣類品のプリント販売をはじめました。 ＩＳＯ９００１の適用範囲から除外可能でしょうか？本来の事業目的は親会社からの電気関連部品の供給を満足することであり、衣類品のプリント販売は副業と考えています。
ＩＳＯ１４００１は衣類品のプリント製造工程の電気やゴミは個別に集計することが不可能ですので、除外は出来ないと思っていますがいかがでしょうか？ 専門家の方詳しい申請方法も含めてご教授下さい。

補足

敷地内の建物を活用して老人ホームの介護事業も計画しています。 本社工場と建物は異なりますが１００％当社での経営です。
影響を及ぼせる環境側面として特定は必要かと思いますが、ＩＳＯ１４００１の対象から除外したいと思います。
補足分も合わせて回答お願いします。

Answer 1

最終的には、御社が認証登録している審査機関に確認する必要がありますが、ISO9001審査員補の資格を持ち、ISO14001の事務局経験者としてお答えいたします。

まず、 電気部品の製造と衣料品の販売は全く異なる業種ですので、ISO9001の適用範囲から衣料品販売を除外するのは問題なく可能だと思います。品質マニュアルの適用範囲にも、対象業種を明記しておくと良いでしょう。

次に、補足質問についてですが、ISO14001は基本的にサイト(事業所の所在地)ごとの認証となります。したがって、 老人ホームは建物が別なのでサイト外と解釈すれば、適用範囲から除外することが出来ると思います。

いずれにしても、ISOは御社の自主活動ですので、ISOのマネジメントシステム規格を適用して、何をどのように維持改善したいのかという基本構想をしっかり持って適用範囲を決められると良いと思います。

Answer 2

ISO認証範囲であろうがなかろうが、管理が必要なら管理をする。必要ないなら管理しない。それだけのことです。
そして、およそ企業活動である以上、無管理などありえないので、必然的に管理することになります。

そもそも、ISO認証制度の意義の観点から言うなら、適用除外などするべきではないですし、適用除外しなければならない理由などないはずです。
認証というカンバンが欲しいなら、ある特定の極めて狭い事業領域だけを認証範囲にすればいいのです。（1製品だけとか）
そんなことに何の意味があるのかとお思いなら、あなたはマトモです。そして、ある特定の領域（Tシャツ製造）だけを除外することも、手掛けている事業の大部分を適用除外することも、根っ子は同じことだと思い至るはずです。違いますか？