第一種電気工事士 技能試験について

Question

第一種電気工事士 技能試験について初めて第一種電気工事士の試験を受けます。
第2種のほうを受けていないので、当日の試験の様子がまったく想像できません。
経験者の方に教えていただけると幸いです。

①どの参考書にも、複線図に起こすと間違えにくいと書いてあるのですが、複線図を描く紙はあるのでしょうか。また、鉛筆は使えるのでしょうか？ もしかしたら、赤や緑などの色ペンも使えますか？？
②持っていってもいい工具は何があるでしょうか？
③シースをはがす時は、ストリッパでも電工ナイフでもいいんですよね？

こんな感じです・・
本当に初めてで、工事にも携わったことがないので、上記以外にアドバイスなどございましたら、ぜひわかりやすくお願い致します。よろしくお願いします。

Answer 1

昨年第二種電気工事士を受験し合格し、今年第一種電気工事士を受験し筆記試験合格した者です。

①複線図は絶対に描いた方がいいです。技能試験で落ちる人の大半は、複線図を描いていないからだと先生が仰っていました。
なぜなら、一旦複線図を描くことにより、頭の中で完成しているのですから、あとはその通りに作るだけでいいためです。｛その複線図が間違っていると本末転倒ですから、複線図だけは絶対に間違えないようしっかりを描くことです。制限時間は60分ありますから、10分くらいかかっても大丈夫です。（因みに第二種電気工事士技能試験は、40分です。）｝
ペンは自由です。間違えるのが怖ければ鉛筆で、自信があれば4色ボールペンなどで色分けして描くとわかりやすくなります。
紙はありませんが、問題用紙の片隅に複線図を描けるだけのスペースがあるので、そこにささっと描いてしまえばOKです。

②まず、絶対に必要な指定工具が、
・電工ペンチ
・電工ドライバ（プラス、マイナス）
・電工ナイフ（※カッターナイフは刃が折れて飛ぶと危険なので自粛）
・スケール（メジャー）
・ウォータポンププライヤ
・リングスリーブ用圧着ペンチ（柄の色は、“黄色”）
の6つあり、ほかにあると便利な工具として、
・ケーブルストリッパ（松坂鉄工所のVSS-1620や、ホーザンのP-956がオススメです。自分はP-956を所持しておりますが、ケーブルの切断、外装の剥ぎ取り、絶縁被覆の剥ぎ取り、輪づくりができ、且つスケールもついています。VSS-1620は絶縁被覆を3本同時に剥ぎ取れます。）
・ケーブルカッタ（片手式）｛太い電線を切断するための工具で、握力の弱い方には心強い味方になるでしょう（高圧絶縁電線KIPを切断するのは大変です。）。但し、価格が高いので、万人にはお勧めできないかもしれません。ペンチでも十分ですし。｝
などがあります。実際には、電動工具以外であればほぼなんでも持ち込めますが、作業机はかなり狭いので、必要最小限にしておきましょう。

③外装（シース）や絶縁被覆を剥く際は、ケーブルストリッパでも電工ナイフでも構いません。綺麗に素早く剥ける方で剥くべきでしょう。｛因みに、5.5㎟以上の電線は、電線2.6mm相当ですから、ストリッパーは使えません。勿論KIPもです。（ケーブルストリッパは電線2.0mm相当まで。）｝

途轍もなく長くなってしまいましたが、お役にたてれば幸いです。
お互い、頑張りましょう。

Answer 2

第一種電気工事士は５年（例外的に３年）以上の電気工事に係る実務経験が必要です。たとえ試験に合格しても、実務経験証明書の審査に通らなければ、免状の交付は受けられません。
第二種電気工事士に合格して、実務経験を積まれる事をおすすめします。

Answer 3

①どの参考書にも、複線図に起こすと間違えにくいと書いてあるのですが、複線図を描く紙はあるのでしょうか。また、鉛筆は使えるのでしょうか？ もしかしたら、赤や緑などの色ペンも使えますか？？

紙は単線図や施工条件の余白や裏面を使用する。
筆記具は持ち込み自由、お好きなものをどうぞ。

②持っていってもいい工具は何があるでしょうか？

電動工具以外は何でも可。
指定工具（最低必要なもの）
ペンチ、ドライバー（プラスマイナス）、ナイフ、スケール、
ウォーターポンププライヤー、圧着工具（指定品）

その他、普通はＶＶＦ単線用ワイヤーストリッパー、
同：より線用もあると便利。

③シースをはがす時は、ストリッパでも電工ナイフでもいいんですよね？

ＶＶＦはストリッパーでないと時間がなくなる。（ホーザン製など）
ナイフはＶＶＲ，ＣＶＶ、ＫＩＰなど太いケーブルで使用。
ニッパーもあると重宝する。（ケーブル内部の介在物除去）

実際試験と同じ材料を取寄せて、１０課題を２周くらいは作ってみないと
受からないでしょう。それくらいはやるよね？