高圧ガス製造保安責任者と資格に関する質問です。

Question

高圧ガス製造保安責任者と資格に関する質問です。高圧ガス製造保安責任者とは、高圧ガスに関する第一種製造者等に当たる事業所において保安のために設置しなければならない各職務に選任されるために必要とされる免状、および免状を交付された者の総称だそうですが、では、ここで質問です。高圧ガス製造保安責任者になるには、どのような資格が必要なのでしょうか？教えて下さい。

Answer 1

お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。

ご質問の「高圧ガス製造保安責任者」というものは、高圧ガス保安法上では出てきません。出てくるのは、
（１）高圧ガス製造保安統括者（略称「保安統括者」／法第２７条の２第１項）
（２）高圧ガス製造保安技術管理者（略称「保安技術管理者」／法第２７条の２第３項）
（３）高圧ガス製造保安係員（略称「保安係員」／法第２７条の２第４項）
（４）高圧ガス製造保安主任者（略称「保安主任者」／法第２７条の３第１項）
（５）高圧ガス製造保安企画推進員（略称「保安企画推進員」／法第２７条の３第２項）
（６）冷凍保安責任者（法第２７条の４第１項）
であって、それぞれの職制に応じて必要な資格と経験が異なってきますので、簡単にひとくくりで説明ができません。

上記（１）～（６）のうち、資格が必要ないものとしては（１）保安統括者、（５）保安企画推進員くらいでしょう。それ以外の（２）～（４）、（６）については資格と経験が必要です。

ここで必要な資格のことを「高圧ガス製造保安責任者免状」といい、高圧ガス保安法第２９条にその種類として
①甲種化学責任者免状
②乙種化学責任者免状
③丙種化学責任者免状
④甲種機械責任者免状
⑤乙種化学責任者免状
⑥第一種冷凍機械責任者免状
⑦第二種冷凍機械責任者免状
⑧第三種冷凍機械責任者免状
が規定されています。

勤務先の事業所の規模、種類等によって（２）（３）については①～⑤の資格うちの一つ＋経験、（４）については①②④⑤の資格のうちの一つ＋経験、（６）については⑥～⑧の資格のうちの一つ＋経験が必要となっています。