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LPGの充填について ガス保安協会の方からうかがった話ですが、ガスは7気圧を加えて冷やして(-42℃)液化した状態であ…

LPGの充填について ガス保安協会の方からうかがった話ですが、ガスは7気圧を加えて冷やして(-42℃)液化した状態であると聞きました。屋外においてありますが、結露は起きないのですか?

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回答(1件)

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    お疲れ様です。ミスター高圧ガスと申します。 ガス保安協会って「高圧ガス保安協会」のことですか?(下記URL) http://www.khk.or.jp/ 質問者さんの説明が正しければ、協会の人が間違った説明をしています。若しくは、協会の人の説明を質問者さんが、誤って理解したかのどちらかになると思われます。 質問の一部から見ればLPガスでも「プロパン」の説明をしているかと思われます。 プロパンの物性の一つとして、大気圧下の沸点が-42.07℃というのがあります。 http://www.astomos.com/personal/about_lpg/f/ これは、われわれの住んでいる大気圧下においては、プロパンは-42.07℃を超えると沸騰して気体になると言うことです。逆に言えば、大気圧下でもこれよりも温度を下げれば液状になっているということです。そうすると、プロパンを液状にするには温度を大気圧下では-42.07℃よりも低くしてやる必要がありますが、その状態を保たなければなりません。そのためには、冷却した後に魔法瓶のような断熱性の高い容器に入れておかなければ、容器の外面からの熱侵入で温度が上昇してすぐに気体になってしまいます。 そこで、一般に流通しているボンベ内のプロパンは、温度を下げて液化させる方法をとるのではなく、常温(例えば温度20℃として)において、圧力を加えてやれば液化するという性質がありますので、それを利用して液化させています。例えば、次のURLの蒸気圧曲線(100Pのラインに注目)を見てもらえばわかりますが、プロパンの20℃における蒸気圧曲線における圧力は約0.7MPa(=約7気圧)です。つまり、20℃の状態でも約0.7MPa以上の圧力を加えれば液状のプロパンになるということを表してます。つまり、圧力を加えるという操作と冷却するという操作を二つ行わなくても、圧力を加えるだけで液状になるのです。 http://www.kagla.co.jp/support/data/04.pdf#search='%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%83%B3+%E8%92%B8%E6%B0%97%E5%9C%A7%E6%9B%B2%E7%B7%9A' そこで、この液状のプロパンを大気圧下にさらすと急激に圧力が下がるので気体となります。この時の温度は-42.07℃とはいいませんが、かなり温度が低下します。この時にプロパンなどに触れれば凍傷になります。 しかしながらボンベに入った状態では、圧力はかかっていますが温度としては常温です。 同じLPガスでプロパンではありませんが、ブタンを封入してある100円ライターやカセットコンロのボンベが常温でも結露していないのは加圧されて液化しているだけで、容器内のガスの温度としては常温のためであるからです。

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