解決済み
両方とも建設業法に基づく6種類の技術検定です。 土木が2番目、管工事が4番目につくられ、試験の運営は同じ団体ですが、ある意味全く別の組織です。 1級と2級に分かれるのも共通ですし、運用は同様の解釈がなされていますが、 根本的な違いは、 工事の対象が全く異なること、 です。 共通点がありません。 建設業には法令上28業種あり、 土木系8種類 建築系16種類 この内、塗装など4種類が共通です。 異業種の土木系と建築系で 8+16-4=20種類 残り8種類の中で設備系の5種類に管工事が含まれます。 管工事の定義には 原則的に建築物の敷地内に限る とされているので、土木工事と重なるところがあまりありません。 例1 高速道路のPA 全体的な工事は土木業者が施工 ↓ PA内の空調やトイレなど ・土木構築物内の建築物:管工事業者 ・土木構築物内なので土木の付帯工事:土木工事業者 などの解釈があります。 例2 住宅等建築での水道工事を対象として 敷地外の道路などに埋設されている土管など ↓ 土木工事 特に、とび土工許可業者が多い 敷地内から建物内の蛇口等まで ↓ 管工事 この例の土木と管をつなぐのに給水系資格(まだ統一が不完全)があります。 ところで、配管工事=管工事と思い込んでいる方々がいますが、 配管工事には 電気配管(圧力がかからないので管工事ではない) 消防配管(管工事の場合も多いが電気配管もある) など管工事以外のもありますし、 プラント配管などでは建設工事に該当しないものがかなりあります。 最後に、 土木施工管理技術検定の2級が土木・鋼塗・薬注の3種別あるように管工事も空調・衛生に分ける案がありましたが実現していません。
管工事施工管理技士 ・建設業のうち冷暖房設備工事、空調設備工事、給排水・給湯設備工事、ダクト工事、浄化槽工事、ガス配管工事、衛生設備工事などの管工事において、施工計画を作成し、工程管理、品質管理、安全管理等の業務を行う。 とありますので、主に建築工事やプラント等で必要となる資格のようです。 土木施工管理技士 ・1級と2級に分かれ、1級は、河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道、などの土木工事において、主任技術者または、監理技術者として施工計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理など、2級は土木、鋼構造物塗装、薬液注入に別れ、それぞれの種で河川、道路、橋梁、港湾、鉄道、上下水道などの土木工事において、主任技術者として施工計画を作成し、現場における工程管理、安全管理など工事施工に必要な技術上の管理などを行う。 文字通り土木全ての工事の管理ができるようですね。 両方とも工事管理する為に必要な資格ですから、管理する工事内容(種類)により取るべき資格が違うということですね。
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