通関士と貿易実務検定 来春から物流会社に就職予定の大学生です。就職先は海運の比率が高く、私も海運や貿易に関わる部署で…

Question

通関士と貿易実務検定
来春から物流会社に就職予定の大学生です。就職先は海運の比率が高く、私も海運や貿易に関わる部署で活躍したいと考えています。そこで、在学中に通関士に挑戦しようと思いましたが、時期的に厳しいと思ったので貿易実務検定のC級を在学中に取得しようと考えています。
そこでいくつか質問があります。
・貿易実務検定の知識は通関士の勉強をする上でも役立つでしょうか。
・上記以外で取得しておいた方がいい資格等はありますか。

ちなみに、就職先は海運中心と書きましたが、大手鉄鋼メーカー系列の物流会社です。
もちろん、残りの就職までの期間は学生らしいこと(長期の旅行、バイト、遊び)なども満喫するつもりですが、就職に向けて気を引きしめたいという思いでこのような質問をさせていただきました。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

貿易実務経験者です。
貿易実務検定の知識は通関士の勉強をする上でも大いに役立ちます。
というよりも、通関士の資格だけでは貿易実務全体の流れがわかりません。
そして、これら以外で取得しておいた方がいい資格は「何といってもＴＯＥＩＣ」です。
どちらかというと「学生のうちから貿易の専門知識は必要ない」ともいえます。新入社員には必要な研修はあるはずですし、実務を通じて知識は自然と身についてきます。しかし「語学力だけは学生うちに十分に身につけておくおことが求められる」のです。貿易の仕事はまず語学力です。
私は過去の回答において、貿易に興味のある学生に対して「通関士資格の取得は時間の無駄、それよりも語学力」と言っています。貿易商社やメーカーではあまり役に立たないと考えるのです。でも質問者様のように、最初から物流系を狙うのであれば、通関士資格は有効です。それと貿易検定の勉強も有効なのですが、これは「資格の取得」よりも「事前に貿易の勉強をしておく」ことを目的にすべきでしょう。学生のうちからＢ級以上を取る人もいますが、経験の無いうちから上位資格を取ってもあまり意味はないと思います。