行政書士の資格

Question

行政書士の資格行政書士の資格を取得できれば、すぐに資格を活かして働くことは可能なのでしょうか？
当方平凡なサラリーマンです。
資格取得者向けの求人情報などあるのでしょうか。

Answer 1

行政書士の資格を持っていて活躍されている方をみると、以下の傾向があります。

１）会社での実務経験が長く（２０年程度でしょうか）、それを活かして仕事をする。
つまり、実務経験の中で、独立した場合の顧客を確保しているということです。

２）他の資格を組み合わせて、その相乗効果の一つとして、行政書士の資格を活用する。
行政書士は、いわゆる「代書屋」さんです。（カバチタレで言われていたように）
代書をお願いするだけで頼まれることはないのですが、なんらかの相談を受けて、その問題を解決するためには、書式に従った申請をしなければならないとします。その時にこそ、行政書士の資格が役立つのです。

では相談されるためにはどうすれば良いのでしょうか。
いろいろあると思いますが、それが実務経験であったり、税理士資格であったり、中小企業診断士の資格であったりします。

行政書士の資格取得はけして簡単ではなく、ある程度の勉強が必要だとは思います。
でも、実際問題として、

官僚・裁判官等＞弁護士＞弁理士＞行政書士

となっているのが現実（日本で制定されている法律に基づく）ですから、
行政書士として頑張るためには、上記の２つの方法を参考にされるのも良いかと思います。

それでは頑張ってください。

Answer 2

一般に士業は、集客が課題なので、それは、弁護士であっても、税理士であっても
行政書士であっても、そう大差はないように思います。

税理士や司法書士のように、顧客ターゲットがある程度定まっている業界の場合は
寡占なので、仕事に食い込んでいくのは難しいでしょうし、
行政書士、弁護士のように顧客ターゲットが広範な業界の場合には、一般にターゲットを
絞ることのほうが難しいので、結局は同じだと思います。

それなのに、他の士業に増して、行政書士では開業は難しいといわれています。
理由は、行政書士は、試験内容が、実務に直結していないからだと思います。
この点、行政書士の資格は、飲食店の許可（保健所の許可）に似ているように思います。
ラーメン店を開業するとした場合、この許可をとっても、うまいラーメンを作ることはおろか、
ラーメンの作り手順さえも問うものではないからです。
他の資格に比べ、資格を取得しても、実務をやっていく自信も能力も備わっていない。
これが行政書士資格のデメリットだと思います。
また、専業で生計をなしている行政書士が限られているのは事実なので、資格取得者向けの
求人情報などは非常に少ないです。残念なところですが。

しかしながら、専業で生計をなしている行政書士が限られていることが、
顧客ニーズが他の資格にくらべてないということを意味するものではない
と思います。
わが国では行政の力が強くて、行政に係る特殊な申請も数多く
（裁判、登記、税関係書類）の比ではないと思います。
行政書士は、携わることのできる範囲が広範です。
また、専業で生計をなしている行政書士が限られているという点もよく言われますが
寡占されていないことを考えれば、ゼロサムゲームではない点、魅力的です。
また、○○士の中で、行政書士は、開業費用があまりかかりません。
こう見ると、行政書士はメリットも多いと思います。

結局、資格は、「起業・独立」の一環として資格を考えられた方がよいように思います。
「資格を取ればすぐに食べていける」ような風潮は、資格学校の悪意のある宣伝
と考えられた方が無難です。

Answer 3

行政書士に合格すれば、すぐに開業できます。しかし、行政書士としての求人はほとんどないと思った方がいいでしょう。もちろん、ないとは言えませんが、誰も斡旋してくれませんから、自分で探すしかありません。また、仕事も基本的には誰もくれません。行政書士会も何もしてくれません。したがって、自分で営業して、仕事を取ってこないといけません。

上司に言われたことを淡々とこなす、というサラリーマン気質が染み付いている方だと、行政書士としてやっていくのは結構大変だと思います。

Answer 4

各都道府県にある「行政書士協会」に登録すれば、自宅で開業できます。しかし、ただ家の中でじっと座っていても仕事は来ませんよ。自営業ですから、営業活動も必要です。