薬局や病院で働く薬剤師さんたちの事情に詳しいわけではありませんが、 たしかに2006年4月から、薬学部が6年制に移行したことで『薬剤師不足』の2年間が生じたはずです。 旧4年制の最後の入学者は、2005年4月入学 → 大学を卒業して国家試験を受験し → 薬剤師として就職するのが2009年4月。 新6年制の最初の入学者が、2006年4月入学 → 同様にして、薬剤師として就職するのは2012年4月。 そのため、2010年3月と2011年3月には『国家試験を受験する人』は、原則として存在しませんでした。 ということは2010年4月上旬~2012年3月末までの2年間は、原則として新卒薬剤師が存在しない、『谷間』が生まれています。 一方で、この期間に定年退職する薬剤師さんもいるので、薬剤師不足になったでしょう。 「原則として」と表現したのは、 ①2005年4月以前の入学者で、留年していた人が大学を卒業して、国家試験を受験した ②2009年以前に卒業していたけど、国家試験に落ちて、再び受験した というケースが存在したはずだからです。 しかし、通常の受験者数に比べれば圧倒的に少なかったはずですから、この人たちのための受験会場の準備とかどうしたんでしょうね? なお、2005年4月入学者でも、大学院 (博士前期課程) に進学してから、薬剤師として社会に出た人の場合は、2011年4月に社会に出ることになります。博士前期課程に進学して薬局や病院に就職する人はそれほど多くありませんから、やっぱり2011年も薬剤師不足になります。
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