社労士勉強の前に、取っておくと良い資格はありますか？

Question

社労士勉強の前に、取っておくと良い資格はありますか？社労士の資格を取得したいのですが、初めての資格勉強なので、仕事と両立出来るかが心配です。
そのため、別の資格で勉強に慣れてから･･と考えています。

「社労士の内容に○○の内容も含まれる（重なるところがある）」の資格は無いでしょうか？
（例えば、労働法や雇用保険法に関する資格など）

調べたところではFPが良いのではと思っていますが、どうでしょうか？
出来れば通信・独学で取れるもので、半年～１年程度で取得出来ると有り難いです。

ちなみに、社労士は業務上勉強したいもので、独立等が目的ではありません。

Answer 1

衛生管理者を推奨します。

科目としては、労働基準法と労働安全衛生法になります。資格が業務上で役に立つことも推奨する理由です。

試験内容は、労基法・安衛法の丸暗記です。
社労士の安衛法で難問と言われるものも、衛生管理者試験では普通に出題されたことがありました（作業所の照度等）。
ご質問者様のスペックに合わないのは、『半年～１年程度で取得』の部分だけです。２～３か月で取れます。後はピッタリだと思います。

又、これは蛇足ですが、ＦＰは合格後に資格維持費用が発生しますが、衛生管理者は発生しません。

Answer 2

FP技能士は、厚生年金など社会保険関係が重複します。
（３級まででやめちゃったたんで、何ですが、月々の給与計算事務や社会保険事務、年度更新事務などを行う上での、基本的な部分しか触れません。それもそのはず、FP技能士は、個人の方のフィナンシャルプランの提案とかだから、社会保険労務士並みの深い知識までは、触れるはずもなく。）

給水装置主任技術者や各施工管理技士、建設機械施工技士、舗装工事施工技術者や技能講習、特別教育の類は、労働基準法と労働安全衛生法が重複（とはいえ、社労士に出るのは簡単な法令解釈問題よりは、判例ベースの問題が多いので、、、重複するといってもレベルが違うですね。）

しかし、受験資格があるなら、上のような資格取得は考えず、直接社会保険労務士の勉強をした方が早いです。

社労士として独立するわけでなくても、御社の事業活動のために必要な現場の資格取得や、行政書士の勉強はした方がいいかも、しれません。

・御社の事業活動のために必要な現場の資格取得は、社内規定づくりや就業規則の作成に役立ちますし。
・行政書士の資格は、労働に関係する法令以外勉強しない社会保険労務士の資格の弱点を補うために必要な、憲法や民法、刑法、行政法なども勉強します。就業規則作成にも役立ちますし、今問題になっている未払い残業代請求問題に御社が直面したとき、払う必要のない残業代まで、ムリヤリ払わされずに済む方法や、そもそもそういった問題に直面せずにすむ労使調製に役立つ智恵のヒントになることが勉強できますので。

実際問題、社労士事務所の社労士の先生でも

憲法や、民法、刑法や行政法を知らないことや、顧問先の会社の事業の内容や、関係しれいる法令痛通達や基準などという、本来これらは働くベースとなる社内規定や就業規則を作るうえでもっとも基礎となる部分であり、モデル就業規則や、本に載っているような規程集のコピーに、加除訂正くらいの中身の薄い陳腐なものしかつくれないという事実に、内心がっくりきている先生や顧問先は多いです。

（余談：そもそも、モデル就業規則では、就業規則を作成する上で絶対に欠かしてはいけない。
「労働」の定義や「労働時間」の定義に触れている条項はないわけで、これらを、ちゃんと定義しておくことで、労働の提供となるのは何ぞやいうのがハッキリするわけです。。。
まぁ、労働基準法では、「使用者の指揮命令下の時間」ですが、もうちょっとだけ、自社にあわせて掘り下げて記載することが必要だったりします。曖昧にしておきたい気持ちも分かるけど、水道機工事件が労働時間の定義については明確な基準になっていることだし。恐れすぎる必要もないかと。。。）

単に、社労士なら誰でも出来て当り前の１号業務や２号業務に、期待して、顧問先は依頼しているわけではないですし、そもそも１号業務、２号業務は自社内の事務員さんのみでやっている会社が多いわけで、

なら、そういう多くの会社が社労士に期待するのは、労働に係るコンサルティングということですね。。。

案外、司法試験合格したときの選択科目で労働法を選択した弁護士の先生の方が、こういうコンサルティングは上手かもしれませんね。。。

Answer 3

あえて言うならDCプランナーだな。
DCプランナーのDCとはDefined Contribution Planのことで確定拠出年金プランナーの資格試験です。DCプランナーは確定拠出年金のみでなく、年金制度全般に渡る専門的な知識と、投資およびライフプランに関する専門知識を有することを認定する資格です。
社労士試験の年金科目は法令が中心です。
年金アドバイザーは法令基礎に加えて事例問題があります。
ＤＣプランナーは企業年金中心の試験です。
ですのでDCプランナーから始めてもいいでしょう。
いきなり社労士でもOKです。

Answer 4

社労士に関連する、というより法律の勉強に慣れておいたほうがいいのではないでしょうか。あまり、労働関連の資格というものはないので、ビジネス実務法務検定の3級あたりをやるか、直接社労士の勉強を少しづつ行い来年に備えてしまうかです。