電流容量が同じであれば、1メートル当たりの材料単価はトロリー給電方式の方が高額になります。 なので、比較的に小容量で走行距離が短いクレーンでは、キャブタイヤケーブル給電方式が経済的になります。 大容量で走行距離が長い屋内天井クレーンでは、トロリー給電方式が有利になります。 両方式の何れかを選択するかの基準ですが、天井クレーンの場合は容量に関係無く走行路距離がおよそ20メートルを超えるとメッセンジャーワイヤーでキャブタイヤケーブルを案内するのは限界になり、建屋か独立柱にケーブル案内レールを設けておよそ1~2メートルごとに中間滑車でキャブタイヤケーブルを吊る必要が出てくるので、ケーブル案内レールの工事費が掛かるようになり、トロリー給電方式の方が経済的になってきます。 屋外の門型クレーンなどの場合は、自動車等が接触する危険性が無い4.5メートル以上の高さにトロリー架線を張架するための電柱や鉄塔設備が高額になるため、地面上またはU字形溝にキャブタイヤケーブルを転がして、クレーン脚部に設けた自動巻取装置でたるみが出ないように巻取りながら走行する方式が有利になる例が多いです。港湾岸壁に施設されているコンテナクレーンはこの方式です。 使用材料の種類やメーカーによって価格が違うので凡その目安ですが、屋内天井クレーンで主巻容量15kw以上、走行距離20メートル以上ではトロリー給電方式を採用する例が多いですね。 但し、可燃性ガスや液体、可燃物を貯蔵する倉庫などでは導電部の露出が許されないので工事費が高額になってもキャブタイヤケーブル給電方式が採用されています。
なるほど:2
トロリの方が高いでしょう。 ただクレーンは可動するのでケーブルによる給電では 動作範囲に制限があるので値段というより用途により選択するのが 普通です。
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