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映画監督と脚本家ってどう違うのですか? 例えばこのマンガをドラマ(または映画)にしよう!と決めるのはどちらですか?

映画監督と脚本家ってどう違うのですか? 例えばこのマンガをドラマ(または映画)にしよう!と決めるのはどちらですか? 映画監督というのは芝居の操作や人集めをするだけで台詞やストーリーは脚本家が作るのですか? 脚本家になるにはどうしたらいいですか? また脚本家や映画監督はたくさんいますがTVに放送するとき限られた枠の中でどのように、これを放送しよう、という感じに選出されるんですか?←非常にわかりにくいですね。つまり、脚本家と映画監督含むあるドラマ(映画でもいいです)を作り上げるチーム?が無数にあるように思えます。そこで、チームが作り上げたドラマ(や映画)を全チーム分放送するのは無理があると思います。 ここでどのチームの作品を放送するかはどのように決めているのですか? また作品を作ったのに放送されないなんてことありますか? 多くてすみません!気になります!お願いします!

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回答(1件)

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    あまりにも、広範囲な質問なので長文お許しを。 ・映画監督と脚本家の違い 監督は、プロデューサーから委託され、脚本をもとに映像収録し1作品として完成させるまでを担当します。 作品は、設計図となる脚本と俳優の演技のほかに、収録現場、衣装、カメラ、照明、音声をはじめとして様々なモノが組み合わさったものであり、数多くの担当者が存在します。監督はその名のとおり、それぞれの仕事を作品完成のために指示し、機能させる仕事です。工事現場の監督に近いかもしれません。俳優に演技させ「カット!」という収録現場での仕事はほんの1面でしか有りません。 撮影後、どの場面とどの場面をつなぐのか、どこでどの音楽をかけるのか?などを含め作品全般を、それぞれの担当者と一緒に作り上げていきます。 一方、脚本家は、プロデューサーからの依頼で、プロデューサーが求める内容やテーマを入れ込みながら台本を執筆する担当です。 まず第1稿を書き上げ、状況に応じて何回も加筆修正し、決定稿を作るまでが仕事です。監督は脚本家のほかにも、撮影・編集に関わるほとんどのスタッフとか仕事をしますが、脚本家は台本執筆のみなので、撮影に入る数\ヶ月前にプロデューサーや時として監督込みの打ち合わせをしながら執筆していきます。 監督や脚本の選定に関しては、私のコメントで恐縮ですが、ご参考までに http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10102045095 ・ドラマ化や映画化の選定は基本的にプロデューサーです。 もちろん、知り合いの監督や脚本家(たまに俳優や企業サイド)から「あれ面白いから、やってみようよ」という話はいくつも有ります。しかし、実際の資金調達などはプロデューサーですので、商売として成り立つのか?ヒットさせる事ができるのか?など様々なビジネス要素を検討し判断しなくてはなりません。監督はあくまで映画を作る人、脚本家はその台本を書く人です。プロデューサーは原作権の交渉、スタッフの手配、監督・脚本家の選定、音楽の手配、編集マン、編集スタジオ、主要俳優の選定、宣伝活動など上げたら霧がないほど多岐にわたっています。(属する会社によっては分担しているケースも有ります) ・脚本家になるには 脚本家への道に具体的なラインはありません。それでも大別すると ・シナリオコンクールなどで入賞するなどして業界から声をかけてもらう ・製作プロダクションに入り、上司・先輩に自分の作品のアドバイスをもらったりコミュニケーションを図り、書くチャンスをもらい、成功させ、信頼してもらう。 ・舞台(演劇)の脚本執筆をし、注目される作品を連発する。 もちろん、脚本家は資格が必要なわけでもなく試験も有りません。上記の方法以外のもいくつも方法があります。 自分が「脚本家」といえば、自称「脚本家」には成れます。しかし、本当のプロの脚本家になるには、その実力を評価されなければなりません。ドラマも映画も巨大な資金と大勢の人が携わる大きなプロジェクト。実力が分からない人間に依頼する事は絶対に有りません。その意味でも、作品を発表して実力を評価してくれる人や場を広げることが大切です。シナリオ学校に行ってテクニックを磨いてもそれだけでは脚本家にはなれません。 最後に、脚本家や監督選定は、いくつかの作品を作らせた中から選ぶのか?という質問ですが、実際にはそんな事はしません。 1本作るだけでも大変な資金が必要です。あくまで、最初に決めた組み合わせで通します。ただ、あまりにも出来が悪い場合は脚本家を変えたり(撮影前なので、まだ間に合う)、監督がダメダメで様々な人間をまとめきれないどころか、トラブル連発の場合は途中で交代する場合も有ります。そういった意味でも、プロデューサーは慎重に吟味しなくてはなりません。組み合わせがよく、思った以上によかったものもあれば、意外とだめだった、この部分だけはよかった、などバクチ的要素が強いのはたしかです。 余談ですが、テレビのシリーズモノの企画のなかには、いくつか同時進行で収録し、面白いものだけを選んで放送する場合が有ります。「はじめてのおつかい」などがそうです。スタッフは複数班に振り分けたり、お遣い決行日をずらしたりして、本来なら1番組で6家族しか紹介できないとしても、2倍から3倍の家族を収録し、面白いものをチョイスしていきます。(お遣いが出来なかったり、苦もなくスタスタとお遣いしてしまうモノはNG)これが出来るのも、映画とちがって、たった数時間、変装して子供の通る道にスタッフを配置して隠し撮りするだけですので、セットを組んだり、俳優を起用する事がないため、制作費もそれほど膨らまないからです。

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