溶接の仕組みを教えて下さい。それとアークやアルゴンの仕組みもお願いします。

Question

溶接の仕組みを教えて下さい。それとアークやアルゴンの仕組みもお願いします。

Answer 1

アークおよびアルゴンの両方が関係する一般的な溶接について説明します。
1つ目、MIG溶接と呼ばれるものでMetal Inert Gas 溶接の略です。
2つ目、TIG溶接と呼ばれるものでTungsten Inert Gas 溶接の略です。
両社の違いは溶接する際に溶接金属が自動的に付くかつかないかということです。
MIG溶接では電極自体が溶接金属でありアークを発生させます。
TIG溶接では電極はタングステンと呼ばれる金属で非消耗式の電極で、そこからアークが発生します。溶接金属は手で溶加棒を挿入することによって付けます。
アークの原理については溶接電圧をかけた状態で電極から何らかのエネルギー（スパークなど）によって電極と溶接対象（母材）との間の気体分子を電離させることで気体中を電気が流れることによって発生します。アークの中心温度は5千度とも1万度とも言われます。
アルゴンガスの役割はMIG、TIG共通でアークにより加熱された母材を大気に触れて酸化させないようにするために用いられます。Inert Gasとは不活性ガスのことでアルゴンはそのうちの１つです。高温中でもガス自体が変化せず母材にも悪影響のない（少ない）ものです。