26歳でITの営業してます。 出身は三流大学の法学部ですが、弁理士を目指そうかなと考える今日この頃。 toe…

Question

26歳でITの営業してます。

出身は三流大学の法学部ですが、弁理士を目指そうかなと考える今日この頃。

toeicは700点前後ですが、文系弁理士は歓迎されないという記事を読んで踏ん切りがつかずにいます。
本気で勉強するなら会社は辞めて資格取得の専門学校に通おうと思っているので。

また、弁理士の募集内容を見ると意匠権業務においても英語力及び知財業務経験必須などと書いてあるため、仮に資格を取得しても就職ができないなら意味ないなぁ…と思ってます。

例えば特許事務所でアルバイトとかすればだいぶ就職に有利になるんでしょうか？

それとも文系弁理士はそもそも無謀な考えでしょうか？

業界をご存知の方からアドバイス頂きたく思っています。
よろしくお願いします。

Answer 1

（１）
文系弁理士が歓迎されないか、ということですが、そんなことはありません。
弁理士といっても、色々と活躍分野はあります。知的財産権について、弁理士が関わる主なものは
特許、実用新案、意匠、商標
です。この中で、実用新案、意匠というのはあまり出願数が多くなく、これだけを専門にというのは困難です。
残りの特許、商標は、大いに需要があります。特許はご存知だと思いますが、理系の分野に精通している必要があります。
したがって、文系の方が特許の分野で活躍するのは厳しいかもしれません。
しかし、商標の分野は違います。理系知識等は必要ありませんので、弁理士の資格を取得すれば、専門分野として活躍できます。ただし、知財をあつかう法律事務所はいわゆる「特許事務所」という名前を冠しているところが、ほとんどですので、基本的にはまず特許を扱います。それにプラスアルファ、あるいは、特許と同等レベルで商標を専門として扱う事務所も多数あります。
このような特許事務所（商標を専門に扱っていることを示すために、特許商標事務所、という名前をつけているところもあります）に就職されてはいかがでしょうか？

（２）
会社をやめて資格取得を目指すということですが、具体的なプランをお持ちでしょうか？
ご存知かと思いますが、弁理士試験は、司法試験に次ぐといわれるくらいの難関試験です。ほんの数ヶ月の勉強期間でさらっと合格できるほど甘いものではありません。もちろん、理系の人間ではなくても、特許法という法律には精通していなければなりません。ですから、数年単位を見据えて、勉強だけに取り組む覚悟があるのでしたら、仕事をおやめになることを勧めない理由はありません。しかし、ほとんどの方は、仕事と並行で、勉強に取り組んでいます。仕事と並行でやっている分、みなさん、細切れの時間を利用して勉強しており、本気です。
仕事をやめて勉強に専念する覚悟はあるか（非常に精神力が問われます。特に、お一人暮らしの場合は、ご家庭をお持ちの場合など、それ相応のプレッシャーを消化する強い意志が必要です）、仕事と並行して勉強していくかは、よく熟慮されるべきであることだけは、お伝えしておきます。
なお、２６歳の若さですから、仕事をやめてまで資格取得に急ぐ理由は、それほどないかもしれません。これは、参考程度で聞き流してもらえればいいのですが、弁理士の受験人口は、３０代が一番多く、その次に４０代、そして、２０代という感じであり、２０代のうちに何とかして・・・・と急ぐ必要は全く無いと思います。それよりかは、今、ご自分の職場での社会経験（とりわけ、組織名での組織行動）を重ねるという考え方もひとつあります。特許業界全体にいえることだと思います（全てとはいいません）が、基本的に「個人主義」の世界です。「みんなでプロジェクトチームを組んで、打ち合わせを重ね、ベストソリューション・・」などというような世界ではないです。その意味では、現在の職場の組織行動をしっかりと身につけたうえでの転職も「アリ」なのではないのかなと思います。これは、私の個人的な意見、感覚です。前職では、８年ほど製造メーカーに勤めていましたが、そのようなまとまった期間、社会人として「組織行動」を身につけておくことは、今思えば、貴重な財産であると感じています。

（３）
特許事務所でアルバイト、というようりも、資格を取る意思があるのでしたら、特許事務所に正社員として入ってしまう方がいいと思います。この業界は、弁理士の資格が無くても、実務ができないということはありませんので、実務経験を積みながら、弁理士の勉強をするとうパラレル環境が整います。

以上、ご参考になればと思います。

Answer 2

そんな事はないないなーい。しかし所謂士業ですが、食っていけるかどうか良く検討してみてください。ちなみに弁護士は悲惨ですよ。大多数が食っていけません。