3年間努力してスペイン語をある程度（スペイン語検定2級）程度まで話せるようになりますか？ 留学などはなしでスクールなどで…

Question

3年間努力してスペイン語をある程度（スペイン語検定2級）程度まで話せるようになりますか？ 留学などはなしでスクールなどで
ＴＯＥＩＣも６５０から９００まで伸ばしたいのですが可能ですか。スペイン語検定2級レベルで少しでいいから就職に有利になりますか？（商社など）
質問が多くてすいません。

補足

答えをぜひお願いします。

Answer 1

スペイン語に限定してお話しようと思います（英語はTOEIC650点など取ったことないので、すみません・・・）。

私事で恐縮ですが、日本国内の語学学校へ週５日通い、文法、会話を一通り覚え、Ｅメールを書いたり、文字でチャットをしたり、会話で意思疎通ができるようになるまで約２年、ＤＥＬＥ（スペイン文部省認定書、後述します）中級（現在のB1程度）を通算４年で取得、１年間のメキシコ留学を経てＤＥＬＥ上級（現在のC1相当）を通算８年で取得、決して上達が早いほうではありませんでした。

ですから、質問者さんがおっしゃるとおり、３年間継続して努力すれば「ある程度」以上にスペイン語の読み書き、会話ができるようになる可能性は十分にあります。

しかし、「ある程度」まで上達すると現状に甘んじてしまうので、後は自分で、スペイン語ニュースを聞いて書き取ったり（ディクテーションを自宅でやる）、スペイン語圏の国の料理を出してくれるレストランで敢えてスペイン語で注文してみたり、ラテン音楽の流れるディスコへ行ったりと、プライベートの時間を活用してスペイン語の語彙を増やし、表現を豊かにし、会話速度を向上させることは可能です。

上達のコツについて、就職に結びつけるのも大事ですが、それ以上に、スペイン語が自分の人生の一部となった時、上達の速度は一気に上がります。例えば、ラテン音楽の歌詞の意味を知りたい、スペイン語圏の料理のレシピを現地の人から直接学びたい、スペイン語圏のお友達が欲しい、あわよくば、スペイン語圏出身者の恋人が欲しい、などなど、スペイン語を学習する目的がより個人的なものになり、楽しんで勉強すればするほど、自ら学びたい、上達したいという気持ちは強くなり、その気持ちはきっと結果に表れるものと思います。

就職に向けた資格取得について、日本国文部科学省認定「スペイン語検定試験」、スペイン文部省認定書「ＤＥＬＥ（ウェブサイト：http://dele.jp/）」など多数あり、審査において考慮はされるでしょうが、資格は人の能力を示す尺度の一つに過ぎません。しかし、スペイン語が使えるということは、就職先を選ぶ上で大事なファクターとなり得るため、自分のしたい仕事をより効率的に絞り込むことは可能でしょう。一方で、母国語である日本語の運用能力が重要視されている事実も見過ごしてはなりません。

最後に申し上げたいことは、どの外国語を学ぶにしても、どの分野を追求するにしても同じだと思うのですが、ある事柄においていかに上達、向上するかは、各々の心構えと熱意、継続性に依るところが大きく、一定の時間を費やしたからと言って一律に上達するものでは決してありません。しかしながら、「継続は力なり」。質問者さんの努力は何らかの形できっと報われるはずです。

私もスペイン語を勉強し始めて１３年、スペイン語を日常的に使う職種に就き、ありがたいと思っていますが、まだまだ道半ばだと思っています。

共に頑張りましょう。