主観的な意見になりますが御承知おきを。 短答式について 知識が0の状態から、試験範囲のすべてを学習し終わるのに膨大な時間がかかります。 そしてそれを使える知識としてレベルアップさせるのにも苦労します。 時間との勝負という一面もありますので、スピードも上げなければなりません。 なおかつ、試験範囲が広いため昔やった範囲も忘れないように維持する必要があります。 と、こんなことをやろうとしたら膨大な時間が必要なんです。 そして、本試験では見たこともないような問題があちこちに出てきます。 中には疑義問と呼ばれる、予備間で解答が割れる問題も結構あります。 どうやっても時間かかりすぎる問題もあるだろ・・・って問題もあります。 そういう問題を除外して考えていくと、どんなに頑張っても(優秀でも)8割弱が取れるMAXになってきます。 ケアレスミスをせず、そこそこ応用的な問題もほとんどすべて正解しないといけません。 今回の短答において、予備校の模試で8割程度取っていた人はほとんど合格してましたが、 彼らでさえ7割をギリギリ超えた人ばかりでした。 で、落ちた人も含めて6割以上取っているような人は、優秀な大学に所属、卒業して1日10時間とか 勉強している人たちです。そんな人たちの中で頭一個抜けないと合格できません。 本当に頭いいひとは別ですが、いわゆる秀才だと合格は相当の努力を要します。 まぁ文章が支離滅裂になってきましたが、次は論文。 論文は知識の性質を変えていくイメージです。 知識があるかというだけでなく、それを記述する必要があります。 とはいえ、短答の勉強がしっかりできていると、案外スムースに勉強を 進めることができます。(もともとある知識を発展させるだけなので) きついのは、新たに増える租税法でしょう、こちらは量が多いです。 あ、書くの疲れてきた・・・ とにかくまとめ、言いたかったこと 短答はきついです(天才は除く)。実力があれば受かるといいますが、受かるような実力があるひとは 模試でトップに来る人たちです。普通の人は、なかなかその実力は身につきません。 実力あっても落ちる人も普通にいます。 論文もきついです。でも、「短答はただの足切、本番は論文、論文は厳しい」という風には思いません。 どちらかといえば、短答さえ受かれば・・・という方がしっくりきます。そのくらい短答のレベルは高くなってると思います。もっとも、それも人によるとは思いますが。
なるほど:22
ありがとう:1
2011年5月の短答式(合格率3%弱)に合格し,そのまま8月の論文に合格しました. おっしゃる通り,論文式試験よりも短答式試験の方が難しく感じました. 約1年間,日曜日を除いて毎日10時間勉強していました(講義時間含む). ほとんど1日中勉強する形になります. 自由な時間はほとんどありません. 外出の際にはipodで予備校の講義音声を聞きながら出たりもしました. そのくらいの努力をして1年間かけてやっと受かる試験です. また,マークシートですので運にも左右されます.
なるほど:5
補足を受けて 11年短答・論文合格です。 あの合格率にはビビりますよね、ひどい時は短答で3%ですもんね。 さてどれほど大変なものなのか、というご質問について、時間的なことと難易度的な側面から、経験をセンター試験と比較してみます。イメージがつけば幸いです。 時間的なこと…センター試験は、見直す余裕がある。数学もほとんど解きなおして検算できる。多少計算ミスしていても、発見できる。 短答は、計算科目は時間が足りない。計算し直す余裕がなく、どこかでミスすると、間違いを訂正する余裕がほとんどなかった。 難易度的なこと…センター試験は、教科書レベル以上は出ないので、ちゃんと対策すれば、満点がとれる。 短答は、解けなくてしょうがない問題もある。受験生の半分が正答できる問題を、すべて落とさずにとると、だいたい合格できるようにボーダーラインが設定されている。こう考えると、センター試験で98%くらい取るのと同じ程度の完成度が必要。(でも、4科目だけでOK) 以上は私見ながら、ほとんどの難化後の合格者が同意できるかなと思います。 主観的にどれほど大変なものだったかというと、これは個人差あると思うのですが、私の場合の感覚は以下のようなものでした。 前提として私がどんな感じかというと、天才ではないが理解力は悪くない(と信じたい)、記憶力は弱め(と認めざるを得ない)でした。ケアレスミスはしやすい方ですが、自分がそういう人間だという認識はしていて、慎重に解くタイプでした。短答まで1年、結果は8割前半で合格。9割取るつもりで勉強していました。平日は少なめ、休日になんとか挽回して、それでも平均1日10時間は確保できないくらい。7時間くらいかも。 座っているときはもちろん、電車でも歩いているときもお風呂でも、耳から勉強。飲み会は断り、結婚式などお断りすると失礼なものだけ参加。模試などの成績は、上位3%に入ることを心がける。感覚的には、解いているときに「自分ができない問題だから、他の人もきっと解けない」と冷静になれるくらいまで勉強しておく。母集団からどれだけ頭が出ているかという感覚は、早慶の上位学部に合格できるくらいの感じにそっくり。ただし、国立のセンターと違って科目が多くないのが楽だという感覚はあり。 論文の難易度との比較について…何となく短答突破後のハイレベルな集団で争うので大変なように感じるが、誤解。一定数、問題文をよく読めない受験生、文章が支離滅裂な国語力のない受験生がいた。さらに、短答を数年かけて勉強してきた受験生のほとんどが、論文から新たに加わる二科目の対策もだらだらやって過ごすので、論文試験までに完成しないまま受験してくれる。こういった人はその年の論文の合格争いには参加してこない。むしろ平均点を下げてくれる。 前提となる国語力があって、短答1回で合格する量の勉強量をキープできたら、合格は当然のように感じた。時間配分も、短答よりよっぽど余裕があり、どこから解き始めるか、という戦略的な要素に左右されるとは思わない(管理会計除く)。一科目失敗しても、足切にさえ合わなければ、科目が多い分挽回し易い。 大学の難易度との関係について…そこそこいい大学の受験生の方が合格率がいいのは、国語力の差かと。これは会計士受験で改めてやることではないので。 出題内容は、大学受験とは全然違って、今までの学習経験は(国語力以外は)ほとんど影響しない。ただ、短期集中で勉強するという生活をしたことがあるかないかで、受験中のストレス耐性がすでにあるかないかの差がある。 例えば、難関大学に合格の経験があっても、小学生からコツコツやって学力をつけた人にとっては、短期集中しなくてはならない分、会計士試験の方が大変に感じる可能性大。高校生から本格的に勉強をして部活と両立して難関突破した経験のある人や、浪人で生まれ変わったように勉強した人にとっては、努力の質が似ているので、大してストレスを感じない。 とまぁこんな感じでした。要は、集中して勉強する時間を取れるかどうかだと思います。けして努力が報われない試験ではない。資格試験で最も難しいと言われているとしたら、問題自体が高度なのではなく、対策に必要な時間的な側面だと思う。 もし名目合格率にびっくりして受験を躊躇しているのだとしたら、それはもったいないデス。
なるほど:8
短答式と言うのわね論文試験の採点を省く試験なんです。論文の採点はいちいち読まなくてばならないし手間が大変なんです。ですから短答で一定レベルの人を絞って人数制限して論文試験を受験させるんです。 司法試験なんてもっと厳しいですよ。短答試験と論文試験を同時に受験させて短答試験が一定レベル達しない人は論文試験を採点しないのですからね。 ですから難易度は論文試験の方が難関です。短答は防波堤みたいな試験です。まあ短答試験を乗り越えないと論文試験には進めません。短答は年2回も試験がありますが論文は年1回です。
なるほど:3
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