解決済み
【百貨店への就職について】私は春から女子大に通う新大1です。 入学式が近づいてきたこともあって、専攻のコースについて考え始めました。 私の行く学科には経営・経済系と法律系、文化系の3つのコースがあります。私は将来、百貨店に勤めて海外での買い付けを担当したいと思っているのですが、3つの中でどれが1番いいのか悩んでいます。 買い付けとなると数字に強いほうがいいだろうから経営・経済系がいいかなと思いますが、百貨店のこと自分なりに考えた結果、文化系も百貨店に近いのでは?と思い、結局選べなくなっています。 百貨店への就職について詳しい方、意見を下さい。 (ついでに取得しておいたほうがいい資格や検定があれば教えて下さい。)
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”元”百貨店社員です。最後の三年間は仕入担当、いわゆる『バイヤー』でした。 つい先日、百貨店業界に見切りを付けて、まったく違う業界に 「一からのスタート」で転職しました。 まず、現状の百貨店で『海外買い付け』をしている会社はごく一握りですし、 ごく一握りの人が「たまたま」その担当になっている、と考えた方が いいと思います。 つまり、「百貨店に就職する」のか、「海外買い付けを担当できる職を探す」のかの 2択になります。 百貨店に就職するのであれば、「視野の広さ」「なんでも出来る」上で、 「ある一つのことに詳しい」ことがのちのち有利になりますので、 正直、どのコースでもいいと思います。 法律系…法律や契約の条文の作成や読み込みなど 経営・経済系…大まかな経済の仕組みや、企業会計・簿記など 文化系…あまり一般の人は知らないけど、知る人ぞ知る知識など をしっかり身につけて、いろいろな経験をされるのがいいと思います。 海外買い付けをしている会社というのは、百貨店の仕入先に多いですし、 さらにいうと、専門の商社の仕事だとおもいます。 海外買い付けをして利益を出すには ・貿易の知識(荷為替、資金繰り、通関など) ・法律の知識(海外企業との契約、通関など) ・商品の目利き ・販路(数を捌かないと輸送費や売れ残りリスクが大きくて利益が出ない) などが必要なので、一小売業である百貨店が行って利益を出すのは なかなか難しいです。 まずはコースを決めるということなので、この中では「法律」一番重要だと 思います。以降の学生生活の中で ・どういう商材を輸入したいのか(衣料品・生活雑貨・食品などいろいろあります) ・どういう企業(業界)がそういう仕事をしているのか をしっかり調べてください。 なお、一番勘違いしては困るのは、『語学力』はあるに越したことはありませんが 必ずしも必要とは限りません。日本語でも自分の考えをきっちりまとめる能力が 求められます。よくあるのが、『語学力』だけしかない中身ペラペラの人が 就職活動をしてなかなか決まらないケースです。企業は通訳を新卒で 採用することはありませんので、そこは勘違いしないようにしてください。 現在、百貨店は海外から「建前上」商品を輸入したり、商品を買い付けることも ありますが、その大半は仕入先(百貨店業界では取引先と呼ばれる)が 海外から買い付けた商品を仕入ているに過ぎません。 言ってみれば、取引先の提案に対してただ、「いい」「駄目」とガタガタ言っている だけのはなしで、下手をしたら、商品を店頭に置いているだけで、買い取って いないことも多々あります。(どういうことを意味するかは、興味があれば 『消化仕入れ』というキーワードで調べてみてください) 決して、自分の目利きや責任で商品を「買い付けている」わけではないのです。 私はそんな現実と、「バイヤー」と呼ばれ、「バイヤー」としての職責を求められる 建前とのギャップに耐えきれず転職することにしました。 先ほど言いましたが、百貨店勤務の人は ・何でも出来るが専門性がない ・取引先任せの仕事をしているので、自分でなにもできない ので、転職するには非常に苦労します。 私は幸い ・資格をいくつか持っている(百貨店では役に立たない資格ばかりです) ・自分で仕事を完結させることを「よし」としてきた ので、活動して2社目で採用が決まってしまいました。 まあ、新卒での就職は貴重な機会ですから、4年間よく考えてください。 ご健闘をお祈りしております。
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