医師の世界で一番名誉あることは今でも医学部の大学教授になることでしょうか。

Question

医師の世界で一番名誉あることは今でも医学部の大学教授になることでしょうか。文系の私にとって大学教授ってそんなに名誉ある地位に思えませんが。
今でも大学教授が一番なら開業医は底辺でしょうか。
逆に金銭面では大学教授が底辺だと思いますが。どうなんでしょう。
もし大学教授が一番名誉ある地位なら、どうしてそうなのか理由を教えてください

Answer 1

＜医師の世界で一番名誉あることは今でも医学部の大学教授になることでしょうか。＞
医学部教授は一番かはわかりませんが、名誉であるとは思います。こちらも話すとき緊張しますし。

＜文系の私にとって大学教授ってそんなに名誉ある地位に思えませんが、今でも大学教授が一番なら開業医は底辺でしょうか＞
大学教授は名誉ある地位だとは思いますが、開業医が底辺だとは思いません。開業をすることはそれなりのリスクを背負い、いろいろな準備をし、医業意外に経営も考えなければならないわけですので、下に見られるような存在ではないように思います。ただ、開業医の方が勤務医より給料が多いことがほとんどですので、「やっかみ」的なものはあるのかもしれません。

＜逆に金銭面では大学教授が底辺だと思いますが。どうなんでしょう。＞
それは全く違います。国立大学の場合、教授としての給料自体が全国医師平均年収より多いですし、副収入（もちろん合法的なものです）は教授としての収入以上にある人が多いです。ただ、「割に合うぐらい多くもらってるか」と聞かれると、「もらってない」とご自身たちは思うでしょう。

＜もし大学教授が一番名誉ある地位なら、どうしてそうなのか理由を教えてください。＞
一番名誉かは人それぞれですが、名誉があるとされる理由とすれば、多くの公立病院、民間病院の人事を大学がいまだに握っている現状があり、（医局制度崩壊は大きな大学病院ではそれほどではないように思います。） そのトップが教授であること、また大学の研究内容に強く関わること、各学会の評議員や理事になっていることが多い。など様々にあります。

だらだら書いてすいません。ご参考になれば幸いです。

Answer 2

大学教授が名誉で、開業医は底辺だというのは、おそらく30年ほど前の話でしょう。
以前は情報が発達しておらず、医局制が絶対であり、医師の就職・人事について教授が絶対の権力を握っていたため、教授というものは非常に偉い存在でした。
教授が偉い分、教授を目指す医師も偉い、大学から離れた医師はバカだ、という見方があったわけです。

しかしもうそんな時代ではありません。
情報の発達により、個人の医師でもいくらでも就職先を探せまるため、おかしな命令には拒絶もできます。
医局制性崩壊により大学の教授に全く力がなくなったため、教授を目指す医師はほとんどいません。
教授は取り立てて尊敬される存在ではなくなりました。

開業医についても行き過ぎた医療費削減政策により、非常に苦しい生活となっているため、気の毒に思われる存在です。

現代の医師は、日本にいても、ろくな待遇にならないことに気づいていますので、海外脱出を行うのが多くの若手医師の目標になっています。
アメリカ臨床を行い、専門医を取得した医師や、国際的な研究で名を遺した医師が憧れであり、名誉を受ける対象になっているのではないでしょうか？