解決済み
理学療法士の方に質問です。中枢関係の患者では関節可動域の制限があると思いますが、制限の原因で痙縮や固縮以外で考えられる原因は何かありますか?
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あります。 1、関節性 1)軟骨損傷、関節の不適合性 (炎症、外傷、変形性関節疾患、感染) 2)滑膜増殖、滲出 (炎症、pannus 形成、関節包肥厚) 3)関節包線維症 (外傷、炎症、不動) 2、軟部組織性 1)関節周囲軟部組織性 (外傷、炎症、不動、浮腫) 2)皮膚、皮下組織 (外傷、熱傷、手術創、感染、強皮症) 3)腱性と靱帯性 (腱炎、粘液包炎、靱帯損傷) 3、筋性 A 内因性、構造性 1)外傷 (出血、腫脹、不動) 2)炎症 (筋炎、多発性筋炎) 3)変性 (筋肉注射、筋ジストロフィー) 4)虚血 (フォルクマン拘縮、糖尿病、末梢循環性疾患、不動) B 外因性 1)痙性 (脳卒中、多発性硬化症、脊髄損傷、上位ニューロン性疾患、筋力不均衡) 2)麻痺 (不良肢位、筋力不均衡、下位ニューロン性疾患) 3)力学的 (臥床位・椅坐位での不良肢位、縮まった不良肢位での不動) C 混合因子性 わたしがよくであうのは ・インピジメント障害による疼痛 ・浮腫 ・関節包内運動の不具合 などなどきりはありませんが・・・ まずはいつからできてるROM制限なのか、なぜできたのか、疼痛はあるのかをちゃんと評価し、改善されるものかされないものかを判断してアプローチを決めた方がいいと思います。 また膝や股関節など特に座位、立位に関するROM制限はそこだけ改善した場合逆にアライメントが崩れることもあるのでそのROM制限が基本動作にどう影響を与えてるかも考慮して当たった方がいいと思いますよ。
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