日本語教師の資格についてお詳しい方に質問させてください！ 今月末に仕事をやめ、日本語教師の資格をとるため学校へ通うつも…

Question

日本語教師の資格についてお詳しい方に質問させてください！
今月末に仕事をやめ、日本語教師の資格をとるため学校へ通うつもりでいます。
予算的には、学費を差し引くと手元には三か月分の生活費しか残りません。420時間コースを受講しようと考えています。
そこで、相談させていただきたいのですが、

1.半年間、全く仕事はせずに、貯金＋失業手当のみで暮らし、学校へ毎日フルで通い早く資格をとる
2.一年間、フルタイムの仕事を見つけて働き、月～金曜の夜(毎日ではなく週2～3日）＋週末のみフルで学校へ通いゆっくり資格を取る

のうち、どちらがいいでしょうか？
ちなみに一人暮らしをしているため、毎月の家賃をふくめ生活費がかかります。
宿題や課題等があるため、本当は学校に集中して通うほうが理想的であることや、また、資格を取ったからと言って
その後すぐに日本語教師の仕事があるとは限らないと言う事は理解しています。
補足ですが、現在の会社を辞める理由は突発的に残業が発生する仕事なので学校へ通う場合に単位を落としてしまう可能性があると考えたからです。
本当は、一日も早く資格を取って、先生として働きたい！と思っているのですが‥

お詳しい方、どうぞアドバイスよろしくお願いいたします！

補足

shiroikumonoyouniさん、ご丁寧にご自身の実体験も交えてご回答頂きありがとうございます！
実は将来は韓国で生活をしたいと思っています。
韓国で日本語教師の仕事を見つけて一人で暮らせるだけ貰えれば十分だと思っています。
一つ質問させてください。
shiroikumonoyouniさんは授業に出席していれば修了証がもらえるとおっしゃいましたが、フルタイムで仕事をしながら学校の宿題や課題、実習の準備をこなすのは可能と思われますか？

Answer 1

日本語教師をしている者です。
今、国内の日本語学校は震災の影響で日本へ来る留学生が減り非常に厳しい状態です。
1年後は状況は多少よくなるとは思いますが、質問者様が仮に資格を取られても、国内の日本語学校で非常勤として採用される保障は何もありません。
また、国内の非常勤は時給2000円くらいが多いかと思いますが、経験のない方は授業準備が大変で、採用されてもがんばって週12時間くらいしか授業を持つことができないと思います。
日本語学校は春休みや夏休み冬休みは長く、非常勤講師はその間無給になります。
計算すると年収で80万円くらいではないでしょうか？
かといって、いきなり専任講師として採用されることはまずないと思います。
私は国内で専任をしておりますが、震災の影響なので学生の中に授業料の未納者が多く出て、給与の支払いが遅れているような状況で未だに生活が安定しません。
また、つぶれる日本語学校もこれから出てくると思います。
中国や、韓国などアジアを中心に国外では選ばなければ日本語教師として働くことは難しくありません。
ただし、薄給ですよ。
私も中国で1年ほど日本語教師をしましたが、月7万円ほどの給料でした。
それでも、物価が安いので、多少の貯金もできますが、それはその間、国内で年金や、健康保険を払わない場合です。
したがって、海外が長いと、国内でのセーフティーネットから外れることになり、将来に不安があります。
失礼ですが、質問者さんはあまり金銭的な余裕がないようですから、日本語教師を目指すこと自体 私はあまり賛成しかねます。
私自身国内で専任になるまで5年かかりましたが、それまで年収は100万円ありませんでした。
しかし、数百万の貯金があったことと、両親が比較的裕福で、野垂れ死にすることはないだろうという状況でしたので、日本語教師を続けることができました。
また そういう状況でしたから、精神的にも余裕があったのが大きかったと思います。
質問者様は420時間の学校に通うため、突発的な残業がある現職をやめるということですが、基本的に420時間の日本語教師養成講座はある程度の出席さえすれば問題なく修了書をもらえます。
恐らく、模擬授業があると思いますが、そのときに欠席するとまずいですが、日にちをずらしてもらったりできるはずなので、なぜ会社を辞める必要があるのかわかりません。
私は現職を続けながら、比較的時間に融通がつきやすい学校に通い、資格を取るのが一番だと思います。
日本語教育に携わりたければ、修了後、ボランティアをするのもよし、どうしてもプロになりたければ、状況が改善するか見極めてから、会社をやめ、プロの道を歩まれたらよいと思います。
現在、特に国内の日本語学校は一人っ子政策でわがままに育った中国人学生を中心に学習意欲が低く、また 日本語学校も儲け主義で、まともな日本語教育をしていない学校が多く、クラス崩壊をしている日本語学校もかなりあります。
『1日も早く1人前の日本語教師になりたい』と希望に満ち溢れて日本語学校の非常勤として働き始めた方で、理想と現実のギャップに1年くらいでさっさと日本語教師をやめる方を何人も見ています。
せっかく会社をやめ、高いお金を出して日本語教師になったのに、こんなはずではなかったということがないようもう少し情報を集めて、慎重に考えたほうがよいと思います。

補足に関してお答えします。
養成講座によると思いますが十分可能です。
私は大手の全国区の養成講座に通いました。
私は1度も遅刻、欠席はなく、また宿題も欠かしたことはありませんでしたが、欠席しても後日 予約した時間に学校に行って、その日のビデオを見れば出席になるというシステムで、クラスの中にはよく欠席をされ、宿題もやって来ない受講者もかなりいらっしゃいました。
そういう方は模擬授業でもトンチンカンなものをやりますが、問題なく講座を修了されてましたよ。
こういう学校では、学校も商売ですから、受講生というより、お客様扱いをしてくれます。
しかし、日本語学校がしている養成講座を中心に、中には授業に必要な技能を身につくことをメインにしている講座があります。
この場合、課題が次々与えられ、模擬授業もその日本語学校のクラスに実際に入ってやるので、そのための準備も相当かかると聞いたことがあります。
この場合、かなり大変かもしれません。
資格を取るためと割り切って、あまり厳しくない学校を選んだほうがいいかもしれません。

なお、ご自身が稼がなくても、ご両親や配偶者の援助が受けられるとか、お金に困らない状況が、日本語教師を目指すうえで必要なことだと思います。
でないと、結局 やめることになることが多いと思います。
一本立ちできるまで時間がかかるので、２～3年無給でも生活できるくらいの備えは必要です。
働く場所が韓国でもそれは同じだと思いますよ。