こんにちは 通関業者、通関業界に興味があるのですがいまいちどんなものかピンときません。通関士なるものはどれくらいいるのか…

Question

こんにちは 通関業者、通関業界に興味があるのですがいまいちどんなものかピンときません。通関士なるものはどれくらいいるのか、需要はあるのかなどです。教えてください。

Answer 1

通関業者とは一般的に言うと、乙仲さんという業種です。通関業界とはそういう仕事をする機能を有した企業の業界です。
先ず通関についてご説明しますが、質問者様が商社さんで、何か外国の品物を輸入販売される場合、質問者様ご自身か叉は会社の社員が輸入申告書を作成して税関に持って行って許可を得るのですが、この場合、通関士の免許は必要ありません。何億の品物でも自分で通関をやれます。これを他人に頼む場合、その頼まれた方は通関士の免許が無いと違法になるのです。
つまり人様の荷物を輸出入する場合に通関士の資格が要るのです。
日通、ヤマト、佐川などの運送屋にも通関士はおります。社員五人程度の通関屋にも通関士はおります。これらは運送屋ですが、港湾荷役会社が通関業のメインになります。上組、日新、丸全昭和運輸、トナミ国際物流、藤木企業(有名な山口組の傘下です)、トランシイ(昔の四日市倉庫)、渋沢倉庫、三井倉庫など、まだまだたくさんあります。

さて、通関士ですが、これは上記の専門港湾企業に長く勤めると、取り易くなります。しかし、この資格を持っていても、一般からの募集は無いと思って下さい。理由は非常に特殊な免許だからです。つまり通関士は科学薬品、自動車、光学器械、繊維製品などのジャンルで専門性を要求されるのです。国家試験ですから合格すれば通関士になれますが、取ったところで就職が楽とは言えません。また通関士の仕事だけをやっていると、会社で出世しません。要するに現場系の仕事なのです。僕はこれらの方々に下記のようなことを教える学校の講師です。
http://www.jlrs.gr.jp/
私の自己紹介として、上記URL日本ロジスティクス研究会のホムペの表紙に"○○が熱く語る国際物流"というコラムがありますが、そのコラムの○○が私です。貿易と国際物流の面白いお話しが写真入でありますから、興味が御座いましたらご覧下さいませ。