おっしゃるとおりです。 警察官の階級構成上から見れば「警視監」⇒「警視総監」⇒「警察庁長官」の順に昇任していけば整合性がある訳です。 しかし現実は「警視監」⇒「警視総監」、「警視監」⇒「長官」ですね、何故でしょうか。 じつは警察官僚(いわゆるキャリア組)は「警視総監」「警察庁長官」を同列同格に見ているのです。 どちらかの地位を射とめれば最高峰に上り詰めたことになるからです。 警察法では総監は長官の指揮を受ける形ですが、あくまで法律論の建前でしかありません。 警察庁長官は他官庁でいえば事務次官に匹敵する地位で、国家公務員では最高のポストになります。 一方、警視総監はいわば東京都警察本部の長に過ぎず、ランクは東京都庁の局長クラスです。ランクは低くても実際は国家公務員であり、国立大学の学長(旧帝国大学相当の大学)程度の処遇はされていますが…。 長官や総監が近い人が就任前にポストを選択できるケースでは必ず「警視総監」を希望するそうです。 行政長のトップである警察庁長官ではなく、実力警察組織の頂点が警察官を志したものが望む栄光のゴール地点だそうです。 (この地位を極める時期は定年直前であり、最後の御奉公をする1~2年の期間しか残されていないことが多い) 初登庁時のセレモニーを紹介しますと… 警察庁長官は背広の職員と女性職員が並ぶ中を拍手で迎えられ、総務省合同庁舎の中にある警察庁へはいって行くだけ。 花束はあるが制服警察官1名もおらず、一般の官庁と何ら変わらず。そうです警察庁勤務員は全員が私服ですから。 警視総監は儀仗隊が整列、音楽隊が総監栄誉礼を奏でる、制服幹部の居並ぶ中、中央玄関から警視庁の中へ入ります。 「よくぞ日本男児に生まれける」と感激するとのこと、分かるような気がしますが。 以上です、総監は長官になれなかった人ではなく、望んで総監になったと理解してください。
なるほど:1
警察庁長官には階級がありません。警視総監は階級です。 長官も総監も前階級は警視監です。 また警察庁長官になった方が警視総監になった方は少数ですがいましたが、警視総監になった方が警察庁長官になった方は誰もいません。
トップが2人いると考えて下さい。警視総監は一番上の階級で全国で1人しかいませんが警視庁のトップなだけで道府県警の本部長と階級、役職名が違いますが役割は一緒です。警視庁は警察庁の管轄下に入っています。個人の優劣ではなく組織図的なもので警視総監は長官の下になっているのだと思います。
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