日本語教師になりたいと思っています。現在２８歳です。 仕事をしながら、通学して資格を取得する予定です。学費は約50万円…

Question

日本語教師になりたいと思っています。現在２８歳です。
仕事をしながら、通学して資格を取得する予定です。学費は約50万円。決して安くありません。

勉強を始める前に、日本語教師がどんな仕事なのか具体的に知りたいです（本で調べましたが良い事しか書いてませんでした）
講座の途中で断念する人もいると聞きました。
どんなところが大変なのでしょうか？
ご教示いただけると本当に助かります。よろしくお願いしますm(._.)m

Answer 1

国内現役教師です。

講座途中で断念する一番の理由は、経済的な問題かと思います。
質問者さんは、どこで教えることを想定して日本語教師になろうと思われたのでしょうか。
漠然と海外で働きたいと思っているにしても、特定の国で教えるにしても、日本国内で教えるにしても、まずはお金がない！ という問題に直面する可能性が高いのです。
国内の場合、日本語教師は２万人だか３万人だかいるそうですが（うろ覚えです。間違っていたらすみません）、月給制で働いている＝常勤講師はそのうち３割弱です。つまり、７割強の日本語教師が時給制で働いていることになるのですが、大学の講師などでない限り、非常勤の給料だけで生計を立てることはかなり難しいです。
２校以上をかけもちしたり、他のバイトで生活費を稼ぎながら働いている人が大多数ではないでしょうか。
海外で働くにしても、雇用条件が（やはり給与面で）厳しいことが多く、国によってはビザの問題もありますし、学歴に一定以上の条件をつけている国も多いです。大学で教えるなら、修士以上が必須ということも珍しくありません。

仕事の内容ですが、これはもう環境によって千差万別かと思います。
国内だけに限っても、私設の日本語学校、専門学校、大学別科、企業派遣、プライベートレッスンなどいろいろで、どこにどのような待遇で勤めるかで業務内容も変わります。
私は私設日本語学校の常勤ですが、授業準備、進路指導、学生の生活に関する相談、教務業務など数え上げればきりがなく、非常勤時代も授業が終わったあとのテストの採点や宿題の添削、大学受験をする学生がいれば面接の練習などもしていました。

仰るとおり、本などには「やりがいのある素晴らしい仕事」のようにしか書かれていませんが、個人的には３Nのような気がします。金なし、睡眠時間なし、将来の希望なし、みたいな。
今、世界的な不況の影響もあって、学生数が減っていて、実際倒産しているところもありますし。
それでもこの仕事を続けている理由は、もう単純に好きだから、としか言えません。
常勤になっても、身体を壊したり、嫌気がさしたりでやめる人も多いですしね。

何だか、「やめておいたほうがいい」みたいな話ばかりですが、本音の本音はお勧めできない仕事だと思います。
やってる人間が言ったところで説得力なさすぎなんですが・・・。

参考までに、日本語教育に携わっている（いた）人たちが集まっているHPをご紹介しておきます。
いろいろご覧になってみてください。

http://nihongo-online.jp/net/
http://www.e-tsudoi.com/

Answer 2

それはきちんとした大学での通信など、の予定なのでしょうか？
それともどこかの企業の通信教育でなのでしょうか？

私は一応日本語教師の資格（といっても大学での学科数取得したという証明）を持っています。
私の通っていた関西にある某キリスト教系女子大は日本語教育にとても熱心で
その研究で卒業論文を作る人もたくさんいました。

が、本当の日本語教師になるためには国内だと親の都合で海外に行っていて日本語が喋れない子どもに
日本語を教えていく…といった内容になり需要はあるでしょうがいいとも言えません。
海外で経験を積まれるのが一番、という話もよく聞きました。実際活躍されてるのも外に行かれた方のような…。
あいまいな記述ですみません。（当方上代文学の研究だったもので）

公的に評価される基準は「日本語教育能力検定」に合格されることだと思います。
その上でも詳しくは
http://日本語教師.dragon10.info/
http://www.e-tsudoi.com/
ここらへんがおすすめかと。

丸山敬介著「授業の組み立て (日本語教育演習シリーズ (6))」あたりも参考にされるといいかと。
結構有名な先生だったはずです。
少しでも参考になれば幸いです。