証券会社の存在意義って、何ですか？

Question

証券会社の存在意義って、何ですか？税金を払ってること以外の存在意義って、何ですか？

補足

証券会社は人の破滅を後押ししているように見えてしまうのですが、そうでもないのですか？

Answer 1

第一は、一般の人たちが、いろいろな会社の株を売買しやすくしている事です。証券会社がなければ、株を買いたい人はいちいち株主を捜しだして、売りたい人は買いたい人を捜し出して価格交渉からはじめなくてはなりません。そんなことは面倒すぎて実際には不可能です。

＜補足＞昔、証券会社というものがないときも、投機でや投資に失敗して破綻した人はいますからね。たしかに、今の世の中では、破綻する人の後押しをしているかもしれないが、一方で、「株式会社」というものが広く資金を集めて大きくなることの後押しもしています。たとえばシャープが素晴らしい液晶技術を開発しても、もし証券会社がなければ、それを製品化するための資金集めのために、シャープの社員が見ず知らずの家庭を一軒一軒まわって、主旨の説明から始め、配当について説明し、投資を募らなければなりません。その間に商機は失われ、液晶技術は日の目をみることなく、あるいは後から開発したにもかかわらず先に資金を集めたものによって商品化されてします。それが海外の企業だったら？

すばらしくよく切れる刺身包丁無くして旨い刺身は作れない。使い方を間違えればその包丁は、誰かを殺す。さて、だからといって世の中の包丁をすべて、なまくらにしていいのか？

そういうことですね。なんでもすべて「両刃の剣」であり、使いかたひとつで、人を幸福にもすれば不幸にもします。道具を使いこなすには、その道具を使う技術を学ばねばなりません。残念ながらインターネットの普及のしすぎによって、株を学ばないまま、為替を学ばないまま、取引に手を出し破滅する人々が増えた、というのは事実ですね。