簡単に言ってしまえば、 「食品衛生管理者」は食品工場で必要な資格 「食品衛生責任者」は飲食店で必要な資格 です。 食品衛生管理者の資格認定講習会の受講資格は、「食品衛生管理者を置かなければならない製造業又は加工業において食品又は添加物の製造又は加工の衛生管理の業務に3年以上従事」していることです。 簡単な言い方をすれば、食品工場などで衛生管理の仕事をしていなければ、受講資格ができません。 http://www.mhlw.go.jp/general/sikaku/28a.html また、講習会で食品衛生管理者の資格を得た場合には、衛生管理の業務に3年以上従事した製造業又は加工業と同種の業種の施設においてのみ食品衛生管理者となることができます。 つまり、アイスクリーム工場で従事して取得した資格は、ハム工場では使えないということです。 受講料は35万円程度です。 食品衛生管理者は、受講資格もなく、受講料1万円を支払って1日の講習を受ければ取得できます。 食品衛生管理者は食品衛生責任者の上位資格なので、事実上は食品衛生管理者の資格があれば管理者も責任者もなれあす。しかし、農学部などを卒業すると自動的に「食品衛生管理者」の資格がもらえる(この場合は業種の制限なし)場合もあるので、意外に資格要件を満たしている者はいます。 就職には、どちらの資格もあまり力にはならないと思います。もちろん、ないよりはあった方が良いですが...。
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