建築士 : 建築会の総合技術者、国家資格 建築家 : 専業で設計を行う設計者、国家資格ではない(日本の場合) 「建築士」は国家資格で設計・監理(施主に代わりキチンと工事されているか監視する人)・管理(俗に言う現場監督)やコンサルタント等多くの業務が可能な建築会の総合技術者で木造・二級・一級に加え設備設計一級と構造設計一級があります。 「建築家」は英語ではアーキテクトと訳される高度資格者ですが、日本の資格制度では「建築家」「アーキテクト」の国家資格はありません。 「建築士」は建築会の総合技術者で、専業で設計を行う設計者である「建築家」の業務を含みますが、 建築士=建築家=アーキテクトではありません。 日本の一級建築士もかなり難しい資格ですが総合技術者として幅広い知識を問われる「建築士」試験は、海外の建築家(アーキテクト)資格で求められる知識の内容が微妙に異なりますし、海外の建築家が大学で5~6年間の就学+試験が必要であるのに対し、日本の一級建築士は一般的に大学4年間の就学+試験が条件となっております。 その為、厳密には日本には「建築家」はほとんど存在しません。 ただし、日本には(社)日本建築家協会と言う組織があり その団体が任意で承認した「登録建築家」と言うのがあり一級建築士で独自基準以上の人が登録されます。 また、APEC諸国で建築士・建築家資格制度の違いを確認し、それぞれの国の資格者で定められた基準以上の人が登録されるAPECアーキテクトと言う資格があります。 こちらは国家資格ではありませんが、日本が加盟する国際機関が定めた資格ですので日本における唯一の公的建築家(アーキテクト)資格と言えます。 おさらいをすると、 建築士 : 国家資格者(木造・二級・一級・設備設計一級・構造設計一級の5種類あり) 建築家 : 国家資格ではなく分けるとすれば下記に分類されます。 ・ 自称 建築家(無資格) ← これは最低です! ・ 自称 建築家(建築士資格者) ← 本来これもおかしい ・ 登録 建築家 ← 外国で「建築家」と名乗った場合問題ないのか疑問あり ・ APECアーキテクト ← 唯一国際機関が認証した資格 まあ、資格制度が詳しい人は余程能力が高くない限り普通「建築家」とは名乗りませんね。。。
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