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古代ローマ時代、建築家ヴィトルヴィウスは建築十書という建築理論書に 「建築家は文章の学を解し、絵画に熟達し、幾何学に精…

古代ローマ時代、建築家ヴィトルヴィウスは建築十書という建築理論書に 「建築家は文章の学を解し、絵画に熟達し、幾何学に精通し、多くの歴史を知り、努めて哲学者に聞き、音楽を理解し、医術に無知でなく、法律家の所論を知り、星学あるいは天空理論の知識を持ちたいものである」 と書いてあるのですが、なぜ建築とは直接関係のない事柄も、知らなければならないのですか?理解できません。ちなみに僕は建築家を志している学生です。

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回答(2件)

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    文章の学は言葉や文章をしっかり理解できる能力。建築十書の意味も正確に理解できる読解力。 絵画は美しいものとそうでないものの違いを見つける目を養う事。絵を見ていいか悪いか判断できますか? 幾何学は直線基調の柱や壁を組み合わせる建物の構造上、基本知識でしょう。 歴史はその国、地方の歴史を知らずに、地域に合った建物はできず、浮いてしまうからです。 また、天気、湿度、気象条件も建物を建てるには必要です。 哲学は自分のテーマに基づき建物を設計しないと、都度都度ころころ変わってはポリシーが無い。 音楽を理解するとは、人に与える音楽という形の無いものの影響力を答えられますか?いいメロディーといい建物は似ています。 医術は、人が一生暮らす建物が及ぼすプラスの影響とマイナスの影響をしっかり学ぶ。 法律は説明する必要はありませんね。 星学、天空理論は水周り、風通しは方位が関係するし季節も関係しその上で窓を配置したり炊事場を配置したりする必要があります。 紙の上では建物はいくらでも簡単にかけますが、その場所にその構造のその建物がある意味を先代より受け継ぎ理解し、自分のポリシーを持ち新しいものが付けれるには、現場を知らずには建てられません。 例えば、制限のある土地に高層ビルは建てたくてもたてられない要因が法律、地質、歴史、お客様都合で出ます。 それらを理解できないと、本当にいい建物は建てられないと思いますよ。 所詮、お金を出してたてるのは施主さん。あなたは施主のアイデアを引出すブースター役ですから。 どんどん自分を磨いてトップ建築家を目指してください。

    なるほど:2

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