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理学療法士と作業療法士の違い理学療法士と作業療法士の違いを具体的に 詳しく教えてもらえませんか?? 調べてみたのですがいまいちよくわかりませんでした;
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【作業療法士について】 よく作業療法士(OT)と理学療法士(PT)の違いについて、役割分担説?があります。PTは下肢のリハビリでOTは上肢のリハビリ。もしくは、PTは機能訓練で、OTは生活応用動作。など。 でも、上肢であろうと下肢であろうと、また、機能レベルの訓練であろうと生活動作レベルの訓練であろうと、運動機能にかかわる障害であるならば、理学療法士さんの専門性のほうが秀でています。 なにも、OTがいなくても十分にPTだけでやっていけます。 手指の巧緻性(細かい動きの動作)の作業もOTがしなくても、PTでも十分です。 では、作業療法士は何をする専門家なのでしょうか? ちょっとだけ、作業について考えて見ましょう。 例に、認知症の人がいたとします。運動機能の障害はどこにもなく、自由に寝起きができます。 この人の動作だけを見ていたらなにも問題を感じないかもしれません。普通の人(失礼!)と思うかもしれません。 しかし、作業を行えば、(例えばこの人に買い物を頼んだり、他人とゲームを一緒にしたり、人と話すなど) さまざまな問題が表れてきて、この人は認知症だということに気がつき始めます。 つまり、脳の中で起きている障害が外界に現れる場は作業場面なのです。 知的障害の人も、認知障害の人も、精神障害の人も、運動面に問題が見えなくても、 なんらかの作業(対人交流を含める)を始めれば、その障害像(生活の不自由な面)が見えてくるのです。 作業を通して、障害像が見えてくると同時に、 作業を通して障害に介入(治療)していくことできるのです。 極端に言えば、作業を通してしか障害像に近づくことができないのです。 作業の必要性はここにあります。 脳内の障害にアプローチするには、作業が必要なのです。 それゆえ作業療法士の仕事は、様々な作業を用いて、認知症・知的障害・発達障害・高次脳機能障害・精神障害などの運動障害とはことなる障害分野のリハビリテーションを行う職種なのです。 特に、精神障害の分野は作業療法士の独断場です。作業療法士は、作業だけでなく、レクレーション、ゲーム、心理療法、運動や集団グループ活動などを多彩に使いこなしながら、患者さんの社会適応を図って行きます。精神科の分野は作業療法士の専門性を豊かに行かせる場面がたくさんあります。PTさんでは、精神障害分野のリハビリテーションを受け持つのは、無理に近いでしょう。(精神科の身体リハは可能ですが) ただ、残念なことは、作業療法士が作業療法を実践できる場が非常に少なく、作業療法士も運動の障害のリハビリテーションを担当しなければならない場合がほとんどです。そのため、理学療法士も作業療法士も同じことをしているのではないかと思われがちです。 もし、あなたが作業療法士か理学療法士かどちらかになりたいと思って迷っているなら、 作業をすることが好きか?運動することが好きか?と単純に自分に聞いてみるといいと思いますよ。
5人が参考になると回答しました
・理学療法士(PT) 対象分野は身体障害と老年期障害が主となります。 疾患や事故により失った「基本的な」動作能力の回復を図るために 治療体操など運動、電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段 を使用した理学療法を行います。 OTに比べると「医療」の比重が高いです。 ・作業療法士(OT) 対象分野は身体・老年期に加えて精神障害も主となります。 疾患や事故により失った「応用的な」動作能力の回復を図るために 手工芸制作などの作業を用いた、作業療法を行います。 PTに比べると「リハビリテーション」の比重が高いです。 対象が急性期や回復期、維持期などによっても内容が違ってきますが 現場ではOTもPTも同じような事をやっている施設や病院が多いです。 OTでも下肢のROMexや歩行訓練など普通に行います。
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