解決済み
特別支援学校(養護学校)での仕事の楽しいところ、大変なところ特別支援学校(養護学校)で勤務されていた経験のある方に質問です。 ①働いていて楽しいと思ったこと、この仕事向いているなと思ったエピソードなどをお聞かせください。 ②働いていて大変だなと思ったこと、仕事をやめたいなと思ったエピソードなどお聞かせください。 聴覚障害、視覚障害、知的障害、病弱、肢体不自由など、どの障害対象の学校だったかも答えてくだされば幸いです。 よろしくお願いします。
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※以前他のところで回答したものをちょっと直して載せました。私は、知的と肢体で教員経験があります。 特別支援学校(以下、特支)は、教員の勤務時間外の部活動がほぼないので、中学校や高校に比べたら残業が少ないとは思います。もちろん、年によって多忙な役職になったりすると、残業が比較的多いこともあります。どのくらいかは、普通校と同じく人それぞれです。 特支は会議が多いですが、ほとんど勤務時間内に行われます。でも、たまに退勤時間を過ぎても行われることもあります。 特支も知的障害特支と肢体不自由特支では、仕事内容が多少異なってきます。知的と肢体を合体させたクラス指導を担当することもあるかも知れませんが、その場合はちょっと分かりません。 肢体では、叱ることがまずありません。自分は、荒れた中学などでタバコを吸ったり、校内暴力をする生徒を叱ることが辛いと思っていたので、肢体は合ってました。肢体校は、車椅子の上げ下ろし、スプーンを使っての水分補給、トイレ介助があります。腰が痛くなる教員が多いです。 肢体校は、自分で「はい」「いいえ」が言えない、乳児期ぐらいの子が非常に多く、オムツや食事も全介助ということも普通です。分かりやすく言えば、体の大きな赤ちゃんを世話して、いろんなことができるように教育する感じでしょうか。(↑言い方が良くないと言う意見もあると思います)もちろん肢体校は、知的障害がない子もいます。そういう子は、学齢に合った授業をします。高等部で高校の教科書を使って英語の授業なども行われます。 同じ学年でも、知的発達段階に幅がありますね。授業も小中高の学部内で、発達段階別のグループに分かれて授業をすることが多いです。また、常にチューブを鼻の穴に入れてそこから栄養を取るようにする子など、ちょっと目を離すと「死ぬ」子も多くいます。その辺りに気を遣うことがあります。授業は、重度の子については、自分で何かをやりたい気持ちを持って行動できたり、いろいろな経験をさせて、好きなことを増やすという指導が多いです。 知的校では、私が行ったところは、学年学級に別れて授業が行われてました。子ども6人に担任2人ぐらいです。発達段階はバラバラでした。言葉の指示がなかなかできにくい子もいれば、ゴミ捨てやプリントを取ってくることなど、指示通りに活動できる子がいました。ここは、子どもに対して叱るというか注意することが多かったです。自分で叱ることをやらまいと思っても、他の教員の手前、どうしても叱らないといけないことがあります。私は肢体校で叱らない事に慣れていたので、叱ることが結構苦痛でした。「指導する」という言い方もしますが、やはり叱ることと同じでした。 また、知的校は、ほぼ毎日運動する時間があって、走ったり、体操したりしています。また、校外学習では、児童生徒が行方不明になることが普通に想定されるので、行方不明になったときのシミュレーションが結構行われます。 知的校の授業では、自立して生活ができるような指導がなされることが多いです。知的校の子は、肢体の重度の子と違い、自分だけで社会に出て行けるようにしていく感じですね。知的校は、自閉症の子が非常に多いので、自閉症教育に力を入れている学校が多いような気がします。 特支に共通することは、なるべく自分でいろんなことをできるように指導することでしょうか。授業の準備にかかる時間は、人それぞれだと思います。準備しながら次のことを考えるというやり方をしていたら、いくらでも時間がかかるのですが、頭の中である程度組み立てた後授業の準備をすれば、短時間で終わって定時で帰れるということもあります。これは、どの校種でも同じでしょうか。また、特支は、教員数が多いので、運動会などの行事の準備が短時間で終わります。 普通校と比べて大変なことは、自分の専門教科以外の授業を担当することがあります。知的での中高の美術などは、専門の美術の教員じゃないと非常に大変だと感じました。社会科が専門の教員が、ある年は音楽をして、ある年は美術を担当するということもあるかもしれませんし、同じ年に両方担当することもあるかもしれません。 また、普通校では基本的に教科書を使って授業をしますが、特支では教科書がないので、マニュアル無しで、ゼロから授業を作り上げていくという苦労があります。それから、特支は、空き時間がゼロかほとんど無いというケースが多いです。小学校は行ったことないので感覚が分かりませんが、中学校や高校は、同じ学年では同じ教科書を使って同じ教え方をすることがほとんどでしたので、その辺りの教材研究は楽だったような気がします。 上記の情報は、私の経験上だけのことですので、参考程度にして頂けたらと思います。
なるほど:10
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