解決済み
医療機関のソーシャルワーカーさんにご質問ですソーシャルワーカーさんの業務の中で一番大変だなと思われる 業務は何でしょうか?
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この質問を拝見した時、業務に追われた昔を思い出しました。 基本的にMSWの業務は全部大変です。すいません…おそらくMSWに就いている方はほとんどの方が感じていると思います。 あなたが、社会福祉士、もしくは精神保健福祉士を所持しているものとして、以下、お話しします。 まずは、MSWの根幹をなす、「相談業務」です。 入院している家族、入院患者様等、様々な相談を受けます。 本当に多種多様です。入院費(食費・部屋代)の減額の手段の説明、手続き方法の説明、生活保護の申請方法の説明や対応、身内がいない人の成年後見人制度の活用、NPOなどの身元引受人の活用、提案、そして入院時説明と、退院援助・相談対応…そしてなんといってもクレーム処理です。 大変な事といえば、これに凝縮しますね。 そして、半ば強制的になる退院援助。昔は療養型の入院病院も多くありましたが、厚生労働省の方針にて、今は激減してます。ようは、退院をしてもいい人に対し、entを促します。帰る家がない、介護者・身内がいない等、行き場がなくなる患者様の対応もしなくてはいけません。これも神経を使います。ベット数は限られてますし、入院をしてくる人で医療処置の必要の高い人の為にも、ベットをあけなければいけませんし、ある程度状態がいい人には、entを促さないといけません。 この時、MSWとして、社会資源を多くもっていると有利です。各病院のmswと連携もとったり、在宅(ケアマネ)やグループホーム、老健等、ありとあらゆる社会資源を活用する事になります。 対応のいい施設の情報など、これは、長年やっていると、増えてきて、自身の強みにもなります。まだ、社会資源の乏しいかけだしの時は相当苦労しました。社会資源が増えてくると、お願いや相談もしやすくなります。そして、entの必要な人に、今後の入所できそうな施設の紹介や、情報提供をするのですが、うまく円滑にいった時は、夜眠れますね…。 中には「ここを追い出すのか、非常だ!!」と、噛み付いてくる家族や患者様もいるので、ものすごい神経を使います。ですが、家族も患者様も敵ではありません。現実問題に悩み、苦労されているのです。その点をしっかりと傾聴し、ラポールを形成していかなければなりません。とにかく「気」は使いますよ。つくづく、バイスティックの7原則を心の中でよく復唱したものです。 とにかく、誠実に、丁寧に対応する事をこころがけました。入院患者様がentされたり、ご逝去された際、「あなたのおかげで、ここまでやってこれました。ありがとう。」なんて、言葉をかけられた時、本当に泣きそうになります。 MSWは、統制された情緒的関与を必須としますが、やはり人間です。こういう時は素直に胸がつまります その他、カンファレンス、判定会議のイニシアティブ(司会)、また、インテークの実施ですね。前置きします。正確なインテークです。情報が大幅に違うと、現場が混乱します。ゆえに正確な聞き取り、サマリーの迅速な入手や、身体状況などの情報収集のレスポンスの迅速さは大事です。 私は、MSWの経験があるからこそ、現在、多少の苦労は苦になりません。 辛い面もありますが、やりがいもあります。 専門的にここまで、記載と説明をしました。わからない言葉があれば、暇な時、調べてみて下さい。 大変な業務を中心に説明しました。ですが、医療の知識を含め、この職種から成長しましたね。 人と接するプロですから、その誇りは常にもっています。 ★追記★ 相談者さんが特にこの仕事を目指している…等ではなかったとしたら、少々わかりにくい文章になったかもしれません。 そうでしたら、ごめんなさい
なるほど:4
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