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画家を目指している者ですが、パトロンはどうやって見付ければいいですか?

画家を目指している者ですが、パトロンはどうやって見付ければいいですか?

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回答(4件)

  • ベストアンサー

    日本には多様なかたちで「画家」をしている方々がいます。ご質問にある、パトロンに絡めて解答いたします。 一般的に言われている画家(作家)には、大きく二種類あります。 A:作品販売が主とした収入源の場合。→正真正銘の画家。作品の内容や社会的認知度が伴っていなければ、簡単にはなれません(食べていけません)。 B:他の仕事が主とした収入源の場合。→画家を自称しつつ、実際は学校教員や会社員などです。作品の内容や社会的認知度がなく、画家としての実態がなくても、たまに作品発表をすれば画家を自称し続けることはできます。 本来的にはAが画家ですが、Bの人で画家(作家)を自称している人が多いのが日本の美術界です。 Bの場合は、「自分がパトロン」になっている状態です。 Aの場合では、展覧会等を通じて真のパトロンを確保する必要があります。 ここからはAの場合についてパトロンを見つける方法を紹介します。 まず、展覧会での作品展示を通じて、眼をとめてもらう必要があります。 展覧会は大きく次の二つがあります。 ①:自分でギャラリー等を借りて作品を展示・販売するもの。 ②:第三者の審査を通過して、美術館等に展示されるもの。 それぞれさらに二つに分けられます。②は少し詳しく述べます。 ①a:個展。一人で行うもの。会場や宣伝などの費用は一人で負担しなければならない。 ①b:グループ展。数人で行うもの。費用は人数で分担できる。 ②a:公募団体展(○○会展など) 画家が集まって社団法人をつくり、運営している展覧会。審査は、会に所属する画家が行う。 〈デメリット〉⇒特定の考え(イデオロギー)のもとで集まった集団で、広い学際性がない(例:具象でも写実のみを追求する団体など)。審査員がその会の作家だけなので、閉鎖的・保守的である。その会の上層部の人の絵画論を基に作品のあり方を語られ、それに従わなければ作品が評価されない(入選はしても賞は取れない)。年功序列があり、若い者が良い賞をとれないシステムになっている。(例:初期の一般出品⇒取れるのは奨励賞のみ。10年以上かけて会員に昇格して会員出品⇒まともな上位の賞が取れる。) 〈メリット〉⇒毎年、展覧会を行うので、定期的に作品を展示できる(全国規模公募団体展は、六本木国立新美術館)。自分の作品の傾向にあった会に出品すれば、入選は着実に重ねることができる。10年以上続けて出品して、後々「○○会の会友、会員」などになれば、社会的認知を得るための一つの指標を得られる。 ②b:公募展 企業、画廊、美術館などが、賞金などを設けて行う展覧会。審査は、委嘱を受けた画家、美術評論家、美術館長、美学・美術史学者らが行う。 〈デメリット〉 競争率が激しい。その時の審査員によって、評価される作品の傾向が大きく左右される。 〈メリット〉 賞を取れば、賞金を得られる(日本最高額は小磯良平大賞展で、1000万円)。広い学際性がある。美術雑誌などで受賞画家は取り上げられることもある。年齢を問わず評価される。 ②bには、公募をしていない選抜展などもあります(コネのある画家・美術専門家の推薦、○○賞受賞などが出品条件)。 これら4つを組み合わせながら作品を発表するのが、今の画家のスタンダードです。 ①a.bでは、地道に展覧会を開催してパトロンを捜す必要があります。しかし、食べて行けるだけの値段で作品を売るには、②への出品が必要不可欠です。 ⇒作品の値段は、画家が勝手に設定できます。しかし、その社会的な妥当性/客観性は、審査付き展覧会での業績で担保されるのが常識になっています。そのため、基本的には②aや②bで評価を得る必要があります。 ②aでは、作品の良さで若者が評価されにくいので、出品しない若い画家も多いです(「無所属」と呼びます)。 ②bでは、一流展覧会で上位の賞を受賞すれば、パーティーなどの社交界で、企業の重役(パトロン候補)や美術評論家らと交流する機会があります。その場では、自分からアピールする力も必要とされます。 また②bの中でも、有名画廊が開催する展覧会で上位の賞を取れば、画廊の“お抱え画家”になれます。そうすると、画廊がパトロン(作品購入者)を確保してくれます。 最近の日本でも20代半ば(大学院生)で評価され、20代後半には画廊がつく人も稀にいます。そういった人のほとんどは、東京芸大・多摩美・武蔵美などの一流芸大・美大の学生・院生です。このような人は、高い倍率で芸大・美大に入学し、さらに数年に一人の逸材です。このような人のみ、始めから正真正銘、Aの画家です。 その他は、BからAの画家になるか、Bの画家のままで終わるか、Bから絵を描かなくなる、のどれかです。 厳しい世界ですが…、頑張って下さい!!

    10人が参考になると回答しました

  • 個展を開いたり、路上販売したり、集団展示会などに参加、出展して絵を買ってもらったりすることです。 絵が売れ出し、知名度が上がれば美術団体なんかが声を掛けてくれたりして援助してくれるようになります。 それまでは自分で頑張るしかありません。(場合によっては営業も必要です)。

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  • おおざっぱに言うなら、良い作品を作り、 アート関係者が集まるようなギャラリーで 発表し続ける事じゃないでしょうか。 こんな所で晒していても無理だと思います。 それに見つけ方を聞いた所で、作品の内容が伴ってなければ 無意味だと思いますけどね。

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    2人が参考になると回答しました

    ID非表示さん

  • こんにちわ。 非常に興味深い質問だったので、試しに検索ひっかけたらこんなのみっけました。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1414259049 抜粋しますと ------------------------------------- 絵を描く仲間を集めて、画家のコミューンみたいのを作ります。 そのうちの社交的な誰かに、どんな方法でもいいからパトロンを見つけてきてもらって、 売り込みに必要な資金は出世払いということで、自分たちの芸術のスポンサーになってもらいます。 ------------------------------------- だそうです。一人で見つけ出すのは難しそうですが、道端で絵を描いている人ってたまに見かけますよね?たまたま大富豪(死語?)が通りかかって、wildgod_hilkaru_vr2さんの絵をみて、「素晴らしい!ぜひあなたを支援したい!」っていうシンデレラストーリー的展開を待つのも手かもしれません。 あとは絵を展示会に出展したり、賞をとったりして、やはり大富豪に目をつけてもらい、可愛がってもらう・・・なんていうのもアリですかね。

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    1人が参考になると回答しました

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