情報処理技術者試験の高度試験(レベル４)の資格の魅力について

Question

情報処理技術者試験の高度試験(レベル４)の資格の魅力について情報処理技術者試験の高度試験(レベル４)の資格の取得を検討しています。その際、9つある中で一番転職に活かせる資格はどれか？という問いについて絶対的な回答でなくても良いので参考になる情報がありましたらご回答いただけないでしょうか？また、高度試験について試験の難易度の高低はありますか？できましたら、併せてご回答していただけますと幸いです。

Answer 1

こんばんは。
約２０年間、情報処理業界で働いてきた経験からお答えいたします。
私はこれまでに高度試験を５つ取得しており、いずれの資格も多かれ少なかれ仕事に役立ってきたと思います。自分として特に役立っているのは、プロジェクトマネージャ試験、アプリケーションエンジニア試験（現在のシステムアーキテクト試験に相当）です。これらの内容は、私自身の実務と重なる部分が多かったため、資格取得の効果が大きかったと感じています。

では、一番転職に活かせる資格はどれか？についてですが、結論から申し上げると、「転職先の会社の職務内容や求める人材像によって異なる」ということだと思います。例えば、ＰＭが不足して困っている会社ならプロジェクトマネージャ取得者が有利でしょうし、セキュリティ技術の専門家をどうしても欲しい会社なら情報セキュリティスペシャリスト取得者が有利でしょう。これらのほかに、業界全体としては、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリストあたりの需要が多いように感じます。ただし、情報処理技術者試験の資格が転職に活かせるのは書類審査までと考えたほうがいいです。履歴書やエントリーシートにこれらの資格名が書いてあれば「とりあえず会ってみようか」と転職先の採用担当者は考える可能性が高いです。けれども、面接のときに資格について質問されることは少ないようです。面接官がもっとも重視するのは、資格などよりも、組織に貢献してくれる人物かどうか、である場合が多いからです。だから、資格は持っているに越したことはないけれども、それだけでは転職を成功させる決め手にはならないと思います。

もう一つのご質問、試験の難易度についてですが、これも人によって微妙に異なるでしょうけれど、一般的には次のような感じ（難易度の高い順）でしょう。
ITストラテジスト、システム監査技術者
＞ プロジェクトマネージャ、ITサービスマネージャ
＞ システムアーキテクト、ネットワーク
＞ データベース、エンベデッド
＞ 情報セキュリティ
あくまでも、おおよその目安とお考えください。

転職の話に戻りますが、上記の公的資格のいずれか１つと、それに関連するベンダー系の資格（オラクル、シスコ等）を何か持っていると、強力なアピールポイントになると思います。実際には、３０歳くらいまでの若い年代ならば、高度試験まで持っていなくても、レベル３の応用情報技術者あたりでも十分という気がします。

Answer 2

こんばんは。
IPAのサイトで、「いる資格、いらない資格」といったページがありました。
プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリストが人気があるようで、受験者数も多いと思います。

http://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20071129_itpro.html

試験の難易度は、どれもレベル４ということで、単純に比較は難しく、
各個人の得意分野によって、取りかかりやすさが違うと言ったところだと思います。

論文形式の回答の苦手な方は、午後２が記述式になっているもの、
技術系の得意な方であれば、スペシャリスト系の試験、

が取りかかりやすいかと思います。

ご自分なりのキャリアパスを考え、得意分野で資格を取得して、その後、さらに他の分野へと広げていくのがよろしいと思います。