「映画」おくりびと、とは違う「エンバーミング」を行う人になるには、 医大をでていないとだめなのでしょうか？ また、仏…

Question

「映画」おくりびと、とは違う「エンバーミング」を行う人になるには、
医大をでていないとだめなのでしょうか？
また、仏様を扱うため、授業料が高いと聞いたことがありますが、
どのくらいなのでしょうか？

Answer 1

エンバーミングは「遺体」の保存処理で、対象は既に死亡していますから医療行為ではありません。ですので法律的に医療資格が必要ということはありません。
というか日本ではエンバーミングの法的位置づけが未だ不明確な状態ですのでいわゆるエンバーマーと言われる人たちの「資格」も全く私的なもので公的な裏付けはありません。

簡単に言うと日本でのエンバーミングは葬儀社の業界団体による商売です。またエンバーマーの養成課程も高額な授業料をとるものの卒業後も就職できないなどの問題があるようです。以下にWikipediaの記載を引用します。

「エンバーマーの養成は国内法令に基づく学校教育ではなく、葬儀企業内研修や葬儀系学校が行う講習や研修として位置づけられている。その内容は学歴として公的に認められない等の問題もある。 それらに加えて2年間で500万円近くの費用（研修費費200万円以上、全国各地の実習施設での住居・生活費etc）を要し、多額の費用をつぎ込んでも就職先がなく協会認定のエンバーマーになっても‘仕事がない・就職できない‘等の問題が噴出しており、研修生や研修生の親からも大きな不満が出ている。 また研修施設でも募集人員に対して30～70％程度の研修生しか集まらず、2施設のうちの１施設では研修生募集を停止し、エンバーマー養成を中止することとなった。」