文芸編集者の仕事は「作家から原稿をもらって添削をする」というので、表面上は間違ってはいませんが、実際にはかなり違います。 というのは、原稿をもらうまでが、実はメインの仕事なのです。本を読み、気になった作家に会い、小説を書いてくれるように頼み、題材を一緒に考えたり、構想を伺ったり…。本になりそうな金脈探しがメインの仕事です。 打ち合わせを重ね、資料を提供し、作家が煮詰まったら励まし、書いてもらうための努力を尽くす仕事です。 原稿をもらったら校正をしますが、これは読み込んで物語が破綻していないか、差別的、社会的に問題になりそうな表現や設定はないかなどをもチェックしているのです。添削で「よく出来ました。花マル」とか、やっているわけじゃないです。 ほかにも本を世に出すに当たって、装丁者との打ち合わせ、会社の宣伝部との打ち合わせなどなど、外部との交渉ごとも多いです。 質問者さんが、文芸編集者を目指すなら、「ファミ通文庫」だけでなく、東西問わず古典をたくさん、読んでおいてください。偉い作家の方とお会いして話が通じるように。 それから絵画や音楽、サブカルチャーなどあらゆる雑学知識をアタマに入れておくことです。 漫画の編集は知りませんが、小説とわりと似ているのではないかと思われます。 雑誌は、雑誌の種類にもよりますが、高い企画力と行動力が求められますね。 例えばファッション誌なら、これから冬、コート企画で8p。どういう風にコートを紹介するかの切り口のアイデア、誌面での見せ方のアイデア、カメラマンやスタイリストなどスタッフの手配、商品を借りるための交渉など…。 単行本と違って、雑誌は作る期間が短いので、スピードが求められます。 いずれにしても、編集者は3K仕事。出版不況で斜陽産業です。漠然とした憧れだけなら、おすすめしません。
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編集者の仕事が具体的にどのような仕事なのか分かってて、編集者の仕事に興味があるんではないのですか? 小説の編集者のほうは、知りませんが、評論雑誌などの場合は、編集部から依頼があり、原稿を投稿すると、著者のそのまま書いた原稿内容を編集者の捉え方で改訂して出版したり、出版前に「これでも良いか?」と著者に確認があって、出版されたりします。 原稿を編集者が読み手の興味を引くように意図的に内容を変えられることもあります。
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